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侍ジャパン代表選手×高校野球/藤浪晋太郎選手、もがき苦しみながら掴んだ偉業 大阪桐蔭で春夏甲子園連覇を達成!

2015年8月17日

 史上7校目の春夏甲子園の連覇を達成した大阪桐蔭高校の当時のエース・藤浪晋太郎。現在、高卒3年目ながら、阪神タイガースの先発ローテーションとして活躍をみせる。

 その藤浪は、2010年に大阪桐蔭に入学した時から、大きな注目を集めていた。195センチ83キロの恵まれた体格から、最速142キロのストレートを武器に、1年生の夏からベンチ入り。大阪大会2回戦の吹田戦でデビューし、2回2奪三振の好投を見せる。

 その年の秋から、大阪桐蔭のエースとなった藤浪は、秋季大阪府大会で優勝を経験。一冬越えて、さらに大きく成長した藤浪は、2年生の夏の大阪大会では、絶対的エースとして、チームを牽引。関大北陽との1回戦で先発すると、140キロを超える速球とキレのあるスライダーを武器に14奪三振完封勝利。さらに、2回戦の交野戦、4回戦の明星戦でも、リリーフ登板し好投。
 また、5回戦の関西創価戦でも、6回無失点と快投し、ベスト8進出を決める。その後も、準々決勝を勝ち上がった大阪桐蔭は、準決勝でこの年の春の選抜で4強入りを果たした履正社と対戦。履正社打線相手に、先発・藤浪は、1失点完投で勝利を手繰り寄せた。決勝まで、27イニングを投げて失点はわずか「1」と抜群の安定感をみせてきた藤浪だったが、東大阪大柏原との決勝戦では、6回まで2失点の好投を見せていたものの、7回裏に捉まり5失点で降板。チームも、9回サヨナラ負けを喫し、6対7で甲子園に、あと一歩、届かなかった。

 投手としても、これ以上ない屈辱を味わった藤浪だったが、新チームとなって迎えた秋季大会では、大阪府大会を制覇して臨んだ近畿大会2回戦の天理戦で再び、3対4と1点ビハインドで迎えた7回に天理打線に打ち込まれ、敢え無く降板。試合も4対8で敗戦した。試合途中から指から出血していた藤浪だったが、最後までマウンドを守りきれなかったエースとしての悔しさを胸に、高校生活のラストイヤーでは、「負けない投手」へと成長していく。

 翌春、大阪桐蔭は、第84回選抜高等学校野球大会への出場を決めると、初戦で大谷翔平(北海道日本ハム)擁する花巻東と対戦。エースとして、絶対に負けるわけにはいかない好投手同士の対決で、藤浪は5回まで2点の先行を許したが、味方が6回表に逆転に成功。
 この試合、藤浪は、150キロ近いストレートとキレ味鋭いスライダーのコンビネーションで、花巻東打線に12奪三振。9対2で試合を決め、大谷との投げ合いを制した。続く2回戦では、九州学院と対戦。大阪桐蔭は、2点を追う6回に逆転に成功すると、7回表には、藤浪が自身のバットで本塁打を放って1点を追加するなど、5対3でそのまま逃げ勝ち、準々決勝へ進出。
 準々決勝の浦和学院戦では、6回から登板した藤浪は、7回裏に無死満塁のピンチを迎える。スコアは1対1。絶体絶命の場面であったが、藤浪は自慢の剛速球で三者連続三振を奪う快投。いつも以上に球威が増したストレートに、強打・浦和学院も太刀打ち出来なかった。しかし、8回裏。味方の失策から1点を失うも、エースの力投に応えるように大阪桐蔭打線は9回、森友哉(埼玉西武ライオンズ)の右前打など3本のヒットから2点を加えて逆転に成功。
 その裏、2人の走者を出すが、藤浪は最後まで粘り強く投げ切って、準決勝進出を果たした。絶体絶命のピンチをしのぎ、勝利を演出。藤浪が精神的にも強くなったと実感させる試合であった。
 準決勝では、機動力が武器の健大高崎と対戦するが、藤浪-森のバッテリーで機動力を封じ込み、3対1の1失点完投で勝利を挙げ、決勝進出を決めた。
 決勝戦の相手は、前年夏の甲子園準優勝の光星学院。この試合、大阪桐蔭打線は13安打7得点と好調。先発した藤浪も3失点の完投勝利で、見事、選抜優勝投手となった。甲子園のマウンドで喜びの表情を見せた藤浪は、また、4ヶ月後の夏に、再び甲子園のマウンドに帰ってくることになる。

 3年生最後の夏も、8試合中4試合に登板。30回1/3を投げ10失点、43三振を奪って、2008年以来の夏の甲子園出場に大きく貢献した。第94回全国高校野球選手権では、春から、さらに成長したピッチングを披露し、150キロ台のストレートを連発。さらに変化球もスライダー、フォーク、カーブ、カットボールと球種を増やし、コーナーへ投げ分けが出来るようになっていた。また、一試合通して、乱れる投球もなく、ゲームが作れる投手へと成長していた。高校生のレベルを超越した剛腕として、藤浪のピッチングに甲子園のスタンドは沸いた。
 木更津総合との初戦では、14個の三振を奪って8対2で勝利。3回戦の濟々黌戦を6対2で勝ち進むと、準々決勝では天理と対戦。2年生の秋の近畿大会で敗れただけに、何としてもリベンジしたい相手。その天理から13奪三振。1失点と封じ込み、完投勝利を挙げると、準決勝の明徳義塾戦でも、8奪三振、2安打完封。試合を重ねるごとに、調子を上げていく藤浪。決勝戦では、春の選抜大会に続いて、光星学院と対戦。ここでも圧巻の投球をみせた。強打を武器に勝ち上がってきた光星学院に対し、被安打2、14奪三振の完封勝利で、2010年の興南以来の春夏連覇を達成したのだった。

 また、2012年9月に行われた第25回IBAF 18U世界野球選手権大会で、代表メンバーとして出場した藤浪は、ここでも日本のエースとして活躍。この年の秋のドラフトでは、4球団(阪神タイガース、オリックス・バファローズ、千葉ロッテマリーンズ、東京ヤクルトスワローズ)から1位指名を受けると、抽選の末、阪神タイガースが藤浪との交渉権を獲得。
 翌2013年に、阪神タイガースに入団した藤浪は、1年目から10勝を挙げ、2年目も11勝。3年目となる今年は8月11日現在で、9勝を上げており、3年連続での二桁勝利がかかるなど、高卒3年目とは思えないほどの活躍で、大投手としての道を順調に歩んでいる。高校時代、春夏連覇の偉業を成し遂げた藤浪のここぞという場面で、圧巻の投球ができる勝負強さは健在だ。今後の藤浪晋太郎の躍動ぶりに、日本中から熱い視線が注がれている。

藤浪 晋太郎|GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表

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開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場

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