選手紹介
侍ジャパントップチーム選手紹介／菅野智之（読売ジャイアンツ）
2015年10月22日
巨人の若きエースが世界の大舞台に立つ。12年のドラフト1位入団後、3年間で35勝を挙げ、14年にはシーズンMVPにも輝いた菅野智之だが、意外にもプロ入り後の日本代表選出は初となる。
母方の祖父がアマチュア界の名将として名を馳せた故原貢氏で、叔父がジャイアンツの原辰徳監督という菅野は、当然のように祖父が監督を務めた東海大相模高、東海大に進学し、叔父が長年プレーした巨人に入団した。
高校では2年秋からエースとなったが、県準優勝が最高で、甲子園出場はならなかった。大学進学後は1年秋から主戦を任され、2年春からリーグ4季連続で優秀投手賞に選ばれるなど、通算成績は37勝4敗、防御率0.57、347奪三振を記録した。
2年時には日米大学野球選手権とアジア野球選手権で日本代表に選出され、初の試みとなった26歳以下のNPB代表と大学日本代表との交流試合にも出場した。3年時の世界大学野球選手権では、予選リーグのキューバ戦に登板し、自己最速となる157キロを計時して注目を浴びた。 ドラフトでは縁の深い巨人の単独指名が濃厚と思われたが、北海道日本ハムも1位指名し、巨人は抽選を外した。日本ハム入団を拒否した菅野は、1年間の浪人生活の末、巨人の単独指名でプロ入りを果たした。
浪人生活では公式戦での登板機会がなく、ブランクが心配されたが、1年目から先発ローテ入りした菅野は、新人離れした投球で勝ち星を重ねた。前半戦で8勝を挙げてオールスターに出場し、最終的に13勝をマークした。クライマックスシリーズ（CS）では、広島戦でセ・リーグのCSでは史上初となる完封勝利を記録し、日本シリーズではシーズン無敗だった東北楽天の田中将大（現ヤンキース）と投げ合い、田中に年間で唯一の黒星をつけた。
開幕投手を務めた2年目も勢いは止まらず、開幕から安定した投球で12勝を挙げ、防御率2.33で最優秀防御率のタイトルを獲得して、チームのリーグ3連覇に貢献した。前年は小川泰弘（東京ヤクルト）に新人王のタイトルを譲った菅野だが、2年目はセ・リーグMVPを獲得し、巨人のエースに成長した。
今季は6月に首を痛めて戦線離脱するなど、シーズンを通して波に乗り切れない状態が続き、10勝11敗に終わった。それでも防御率は自己最高の1.91で、打線の援護に恵まれない試合も多かった。
菅野がプロ入り後、13年にワールド・ベースボール・クラシック、14年には日米野球があったが、菅野は故障などもあり、代表入りしていない。初の大舞台となるプレミア12では、先発の中心に期待されている。
ひかりTV ４Ｋ presents 世界野球WBSCプレミア12 侍ジャパン強化試合 日本 vs プエルトリコ
世界野球WBSCプレミア12
| 日程 |
球場 |
カード |
戦評 |
チケット |
TV放送 |
| 11/08(日)19:00 | 札幌ドーム | 日本 - 韓国 | － | 購入方法 | テレビ朝日系列 |
| 11/11(水)19:00 | 天母（台湾） | 日本 - メキシコ | － | － | テレビ朝日系列 |
| 11/12(木)19:00 | 桃園（台湾） | ドミニカ - 日本 | － | － | TBS系列 |
| 11/14(土)19:00 | 桃園（台湾） | アメリカ - 日本 | － | － | テレビ朝日系列 |
| 11/15(日)19:00 | 桃園（台湾） | 日本 - ベネズエラ | － | － | TBS系列 |
| 11/16(月)19:00 | 未定（台湾） | 準々決勝 | － | － | TBS系列 |
| 11/19(木)19:00 | 東京ドーム | 準決勝 | － | 購入方法 | TBS系列 |
| 11/21(土)19:00 | 東京ドーム | 決勝 | － | 購入方法 | テレビ朝日系列 |
※台湾開催の時間は日本時間
