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侍ジャパントップチーム選手紹介/増井浩俊(北海道日本ハムファイターズ)

2015年10月25日

 5年連続50試合以上登板のタフなリリーバーが、世界の舞台にデビューする。大学、社会人を経て25歳でプロ入りし、中継ぎとして史上最速で100ホールドを記録し、昨年途中から抑えを任されている遅咲きのクローザー・増井浩俊だ。

 静岡高時代は2年秋から主戦投手となり、3年春には東海大会まで進出したが、最後の夏もベスト8止まりで、甲子園には手が届かなかった。駒沢大では3年時までリーグ戦で1勝のみだったが、4年になってエースに抜擢され、春4勝、秋3勝をマークした。社会人の東芝でも、主戦となったのは入社3年目で、都市対抗ベスト8の原動力となった増井は、IBAFワールドカップ日本代表に選出された。

 ドラフト5位で北海道日本ハムに入団した増井は、1年目は先発として起用された。開幕直後から先発ローテーション入りしたが、故障による途中離脱もあり、13試合で3勝したのみだった。セットアッパーとして迎えた2年目は、前半戦で防御率1点台の好成績を残し、故障で出場辞退した投手の補充選手としてオールスターにも出場。最終的にリーグ3位の34ホールドポイントを記録した。そしてプロ3年目の12年、ファイターズのブルペンに欠かせぬ存在となった増井は、リーグ最多の73試合に登板し、いずれもパ・リーグ新記録となる45ホールド、50ホールドポイントを挙げて最優秀中継ぎ賞に輝いた。
 13年に史上最速で通算100ホールドを記録すると、昨季はシーズン途中から抑えを任され、23セーブを記録した。クローザーとして開幕を迎えた今季は、サファテ(福岡ソフトバンク)と熾烈なタイトル争いを展開し、惜しくも及ばなかったが39セーブをマークし、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献した。

 最速155キロを掲示したストレートと落差の大きいフォークボールを軸に、スライダー、カーブを駆使する投球で、今季は60イニングで71奪三振と、高い奪三振率を誇る。特にフォークは海外の打者には効果的で、リリーフとして大事な場面での起用も多く見られそうだ。

 高校時代、自身は甲子園に縁がなかった増井だが、2人の弟は静岡高と静岡商高で、いずれも甲子園出場を果たしている。2人の弟は、プロ入りは叶わなかったが、現在アマチュアの指導者となっている。増井の夢は引退後に指導者になり、3人で地元の静岡で戦うことが夢だという。将来の指導者としての箔をつけるためにも、初の侍ジャパンのユニフォームとなるプレミア12で、世界にその名を轟かせたい。

侍ジャパントップチーム選手紹介

ひかりTV 4K presents 世界野球WBSCプレミア12 侍ジャパン強化試合 日本 vs プエルトリコ

日程 球場 カード 戦評 チケット TV放送
11/05(木)19:00福岡ヤフオク!ドームプエルトリコ 3 - 8 日本レポート購入方法テレビ朝日系列
11/06(金)19:00福岡ヤフオク!ドーム日本 - プエルトリコ購入方法TBS系列

世界野球WBSCプレミア12

日程 球場 カード 戦評 チケット TV放送
11/08(日)19:00札幌ドーム日本 - 韓国購入方法テレビ朝日系列
11/11(水)19:00天母(台湾)日本 - メキシコテレビ朝日系列
11/12(木)19:00桃園(台湾)ドミニカ - 日本TBS系列
11/14(土)19:00桃園(台湾)アメリカ - 日本テレビ朝日系列
11/15(日)19:00桃園(台湾)日本 - ベネズエラTBS系列
11/16(月)19:00未定(台湾)準々決勝TBS系列
11/19(木)19:00東京ドーム準決勝購入方法TBS系列
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