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4日間の合宿で大きな成果と手応え 社会人代表第二次選考合宿総括

2017年8月8日

 第28回BFAアジア野球選手権大会に臨む侍ジャパン社会人代表候補選手の第二次選考合宿は、8月4日から4日間、北海道札幌市などで実施された。6月下旬の一次選考合宿に招集された51名から絞り込まれた26名に、都市対抗野球大会の活躍などで追加された7名を加えた33名が、テストマッチを中心としたプログラムに取り組んだ。

 今春に就任した石井章夫監督の2年という任期が示すように、このチームの最終目標は、来年8月にインドネシア・ジャカルタで開催される第18回アジア競技大会で金メダルを獲ることだ。そこに向けた強化の一環として、11月下旬から台湾で行なわれているアジア・ウインター・リーグにエントリーしており、約1か月のリーグ戦に50名程度の選手を参加させる予定。ただ、その前にはドラフト会議があるため、来季も社会人でプレーする選手を強化していくことになる。

 その途上にあるのが10月のアジア選手権であり、社会人代表の継続強化を本流としながらも、今年のベストメンバーで臨み、前回(2015年)大会で6連覇を逃し、3位に沈んだリベンジを果たさなければならない。
 そうした意味で、石井監督をはじめとするチームスタッフは、社会人代表の継続強化とアジア選手権に臨む24名の選考という2つの視点を持って、選手たちのパフォーマンスを見守った。

 その方針の中で示すべき象徴的なパフォーマンスが、8月6日に札幌市円山球場で、北海道選抜を相手に行なわれたテストマッチ第2戦で見られた。前日、恵庭市のJR北海道硬式野球クラブのグラウンドで実施されたテストマッチ第1戦は9対4で勝利したものの、得点は敵失や四球でもらった走者を還したものが多く、試合内容としては決して褒められるものではなかった。

 選手たちの表情も険しかったが、石井監督は選手にこう伝えた。
「勝敗ではなく、自分の持ち味を存分に発揮してもらいたい」
 そう、初めて選考合宿に招集された選手は、野手なら走攻守に持てる力を発揮しようと全力でアピールする。それは間違っていないのだが、本当に必要なのは試合の中でどう勝利に貢献できるか、そのために自分は何ができるのかを示すことである。
「野球で自己を表現するということは、仲間に持ち味をアピールすることではなく、自分の存在やプレーが対戦相手の脅威になること」
 そう語る石井監督の視点では、物足りなさが残る内容だったのだ。

 第2戦も、1回表に笹川晃平(東京ガス)の3ラン本塁打などで幸先よく4点を先制する。ところが、その裏に北海道選抜の猛攻で5点を返されてしまう。そうして7対8と1点ビハインドのまま迎えた9回表、一死一塁で代打に起用された長谷川拓真(JR東日本)は、しっかりと狙い球を絞ってライト線に二塁打を放ち、続く代打・田中俊太(日立製作所)も一、二塁間をゴロで破る同点タイムリー。昨年のワールド・ベースボール・チャレンジを経験している長谷川と田中が演出した同点劇が、彼ら自身が考えた「この場面ですべきこと、自分ができること」を含めて選考合宿で示すべきパフォーマンスと言えた。

 その裏に登板した田嶋大樹(JR東日本)も、コーナーを突く投球で四球を出すも、次打者をきっちり併殺に討ち取る。ストレートの球速をアピールするのではなく、その場面で求められる投球に徹する姿勢で、さすが代表経験者という締めくくりを見せてくれた。
 最終日は、初日と同様に札幌スタジアムで投内連係、牽制、狭殺など、ディフェンス面を徹底して確認。石井監督も「選考という点では大きな成果と手応えがありました」と笑顔を見せた。

 来年のアジア競技大会に向けて強化と育成を継続しながら、10月のアジア選手権で王座を奪還する。課せられたミッションは簡単ではないが、1972年から世界を相手に戦い続ける社会人日本代表が継承してきた"日の丸を背負う責任感"で、心技にタフなチームを編成してもらいたい。

映画「あの日、侍がいたグラウンド」

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