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"世界の野球"ヒマラヤを北に臨む国ネパールの野球 第32回「ネパール代表選手の日本での活動」

2017年10月10日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 前回、来日中のネパール代表選手、アニール・パリヤー選手とマン・クマル・マル選手、およびナワラジ・ブジェル氏のゼロロクブルズでの練習の様子について述べた。その後、両選手は正式に06BULLS(以下、ゼロロクブルズ)の練習生にも登録され、日々練習に励んでいる。また、彼らはゼロロクブルズの練習や試合以外にも様々な活動を行っており、今回はその一端を紹介する。

 ゼロロクブルズの活動が無かったある日、3人は私やネパール代表チーム主将のイッソー・タパ氏(元ゼロロクブルズ選手)とともにいくつかの場所を訪れた。まず朝には、東大阪市立縄手南中学校を訪問した。ラリグラスの会は同校とも懇意にしており、2014年にネパールの少年選手団が来日した際には、同校を含む東大阪市の中学校選抜チームと親善試合を行っている。
 訪問したのは通学の時間帯で、我々は教職員らと校門に立ち、登校して来る生徒たちに「おはようございます」と声を掛ける活動を行った。同校では「返事!あいさつ!声!ダッシュ!」を重視しており、日々このような活動を行っている。ネパールでこのような活動を行っている学校は目にしないそうで、そのことからも両国の文化の違いに驚いていた。
 その後、始業前に全校集会が行われ、我々はネパール野球の歩みや今後の夢などについて話をした。その中でネパール人選手たちは「私たちは何も無いところから野球を始めました。ネパールにはグラウンドも無く、決して恵まれた環境ではありませんが、これからも頑張ります。皆さんも自分の目標を持って頑張ってください」と生徒たちを激励した。

 また、その日は甲子園球場も訪れた。甲子園球場では試合前に球場や阪神タイガースの練習の見学をさせていただいた。ネパール代表選手たちは、日本でも有数の球場で日本野球の最高峰に位置する選手たちの練習を熱心に見つめていた。その一方で、ナワラジ・ブジェル氏は球場の施設についても興味津々な様子であった。彼が来日した目的のひとつはネパールでのグラウンド建設に向けて球場施設への見識を深めることであるので、彼はこれまで訪れた球場でも熱心に質問し、メモを取っていた。
 見学の後には、阪神タイガース対読売ジャイアンツの伝統の一戦を観戦。特に初めてプロ野球を観たマン・クマル・マル選手は、想像を絶する観客の多さや大声援など、球場の雰囲気に終始圧倒されていた。また、試合を観ながら捕手であるアニール・パリヤー選手とも配球のことなどいろいろと話をしていて、研究熱心な姿を見せていた。

 ネパール代表選手たちが来日して約1ヶ月が経った。彼らは日本で野球だけに関わらず多くの事を学んでいるが、逆に彼らを通じて海外に興味を持つ方もいるであろう。前述の縄手南中学校での活動がその一助となればと思うし、実際、ゼロロクブルズの選手の中には彼らにネパール語で声を掛ける者もいる。今回の来日は国際交流の輪をより一層広げる効果も期待できるのである。

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