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試合レポート

阪口が7回3安打無失点の好投 ドミニカ共和国に勝利し8戦全勝で明日の決勝戦へ

2018年10月28日

 第2回 WBSC U-23ワールドカップ(コロンビア・バランキージャ)に出場している野球日本代表「侍ジャパン」U-23代表は10月27日、スーパーラウンド最終戦でドミニカ共和国と対戦した。先発・阪口が7回3安打無失点と日本ペースへ持ち込むと、3投手の完封リレー。打線は確実に好機を生かして、4対0で完勝している。

侍ジャパンU-23代表・先発メンバー
(中)島田海吏(阪神)
(遊)大河(DeNA)
(左)岸里亮佑(日本ハム)
(三)内田靖人(楽天)
(一)安田尚憲(ロッテ)
(指)原澤健人(SUBARU)
(捕)堀内謙伍(楽天)
(二)西巻賢二(楽天)
(右)周東佑京(ソフトバンク)
▼投手 阪口皓亮(DeNA)

 対ドミニカ共和国との勝敗に関わらず、メキシコとの頂上決戦への権利を得ていた日本。目標設定が難しい状況ではあったが、稲葉監督が就任以来、繰り返し選手に伝えてきている「日の丸を背負う以上、勝ちにこだわる」姿勢を貫いた。

 前回登板のメキシコとのオープニングラウンド第3戦では4回2/3を投げ、ソロ本塁打による1失点で降板し「先発投手としての仕事を果たせなかった」と発言していた先発・阪口。初回こそ、変化球が高めに抜ける投球が見られたが、すぐさま察知した捕手・堀内がストレート中心の配球に切り替え、1四球を与えたものの、無失点の立ち上がり。2回以降は修正し、変化球が低めに集まるようになると、真っすぐがより効果を発揮した。ドミニカ共和国の各打者は、阪口の球威に押され、空振りするシーンが目立った。4回表は先頭打者を遊撃内野安打での出塁を許したものの、次打者を遊ゴロ併殺で結局、この回も3人で抑えている。

 4回裏、日本は二死走者なしから五番・安田が左翼線への二塁打で出塁する。続く原澤は「昨日も打てたので自信を持って打席に入った。感触的には芯だったものの余り打球が上がらなかったので、捕られると思った」という打球は右越えへの適時二塁打。3打点を挙げた前日のベネズエラ戦に続いての先制タイムリーと、好機での勝負強さを見せている。さらに、二死二塁から堀内がしぶとく二塁右横を抜けるタイムリーで1点を追加。前日に決勝3ランを放っている堀内は、これでチームトップの9打点だ。さらに、西巻も今大会初打点となる右翼線への適時打で続き、堀内が二塁から生還。二死からの4連打で3得点と、集中力高い攻撃を見せている。

 3点のリードを得た阪口は5回表、先頭打者を空振り三振。しかし、続く六番打者の痛烈な打球が右足首の上に当たり一度、三塁ベンチへ下がった。右足を引きずる素振りも見せていたが、治療を終えるとダッシュでマウンドへ。気迫の続投で、次打者を遊ゴロ併殺打に抑え、打球直撃の影響を感じさせなかった。

 阪口は6回を三者凡退に抑えると、その裏、二死一、二塁から西巻がこの日、2本目の適時打で貴重な3点目を挙げる。開幕から6試合は17打数3安打と当たりが出ていなかったが、前日のベネズエラ戦でのマルチ安打に続き、この日は3安打。勝負どころの大会終盤に調子を上げてきたのは、好材料と言える。

 テンポの良い投球、ストライク先行の阪口は尻上がりに調子を上げて、7回3安打無失点(8奪三振)。明日の決勝をブルペン総動員で臨むためには、1イニングでも多く投げる必要があっただけに、阪口の好投は大きかった。
「ランナーを背負う場面が多く、そこは反省点、打球が当たってからスイッチというか、ギアが上がった。(メキシコとの)オープニングラウンドで一発がある中での投球を学べた。(その教訓をこの試合で)出すことができた。早く先制してほしいと思った4回に得点してくれて、より一層、抑えようと思った。」
 8回は左腕・塹江、9回は鈴木が無失点に抑え、3投手による完封リレーで、決勝へ弾みをつける白星となった。チーム最年少19歳の安田は試合後、充実の表情を見せている。 「今日も勝って、全勝しよう!! と言い合ってきて、明日に向けて良い形ができた。大会を通じて、良い戦いができている。世界一になって(日本に)帰りたい」

 日本はオープニングラウンド5試合、スーパーラウンド3試合を通じて、8戦全勝で決勝へ進出する。計8試合で10失点、失策はゼロと、稲葉監督が目指す「守り勝つ野球」を実現させている。連覇と世界一をかけて対戦するメキシコとは、グループAのオープニングラウンドで7対2と快勝している。しかし、何が起こるか分からないのが国際大会の怖さ。しかも、明日の決勝を迎えると10日間で9試合の過密日程。疲労もピークであるのは間違いないが、侍ジャパン全世代の合言葉「結束力」を前面に出すときだ。24人の同メンバーで戦うラストゲームで、有終の美を飾る。

監督・選手コメント

稲葉篤紀監督

「(ドミニカ共和国は)力強い打者が多い。一発勝負なので何が起こるか分からない中で、阪口選手が良いテンポで、守りから良いリズムを作ってくれた。堂々と投げている姿を見て頼もしく、要所で併殺が取れたのも大きかった。(4回裏の先制点は)1打席目はタイミングをずらされていたが、2巡目に入ってしっかり修正していた。二死から得点できたのは良かった。(決勝へ向けては)メキシコも力がありますし、接戦になる。日本の結束力を持って、全員で最後の一つを戦っていきたい」

西巻賢二選手

「1次ラウンドでだいぶ苦しんだ。ずっとチャンスの場面で1本欲しかったので、1本出たので自分としてもホットしている。2次ラウンドに入って、迷いなくしっかり振れている。あとは今日も試合前に監督からアドバイスをしていただき、それで結果が出たので自分自身良かったなと思う。」

第2回 WBSC U-23ワールドカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2018年10月19日~10月28日

オープニングラウンド

10月20日(土)5:00 日本 13 - 0 南アフリカ
10月21日(日)0:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 3 日本
10月22日(月)0:00 日本 7 - 2 メキシコ
10月23日(火)0:00 日本 5 - 0 オランダ
10月24日(水)10:00 コロンビア 2 - 7 日本
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)

スーパーラウンド

10月26日(金)0:00 日本 3 - 2 韓国
10月27日(土)5:00 日本 6 - 3 ベネズエラ
10月28日(日)0:00 日本 4 - 0 ドミニカ共和国
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)

決勝

10月29日(月)9:00 日本 1 - 2 メキシコ
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)

開催地

コロンビア(バランキージャ)

出場する国と地域

グループA
日本、メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、コロンビア、南アフリカ

グループB
韓国、オーストラリア、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、チェコ

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