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"世界の野球"東欧ブルガリア -野球事情とその展望-「子どもへの取り組み」

2019年2月4日

文=藤森健

 新しい年が明け2週間ほどが過ぎ、ようやく世の中が通常通り動き始めたブルガリアです。この国は北海道と同程度の緯度に位置し、気候も似通っています。つまり、寒く長い冬があります。この季節、野球のできる適当な屋内施設が少ないブルガリアでは活動が制限されがちです。ただ、嬉しいことに、この冬の子ども達は意欲的に活動しています。さて、これまでも少し話題にしてきましたが、今回から数回に分けてブルガリア野球の子どもへの取り組み、状況や展望などについて報告したいと思います。


1月のある週末の子どもの練習風景(写真提供:ブルガリア野球連盟)

 現在、私が把握する限り、ブルガリア野球連盟に登録し、子どもへの取り組みを行っているクラブチームは8つあります。昨シーズン、連盟に登録されたのは12クラブチーム(この内、子どもだけのクラブチームは1つ)でしたので、成人チームを持つ約4分の3が活動を行っていることになります。

 ブルガリアでの取り組みは日本のそれとは少々異なります。ですので、まず、それぞれのクラブや連盟がどのようなことをしているのか、少し具体例を挙げてみることにします。例えば、小学校を訪問し野球紹介をする、学校や教師と協働し野球を授業で扱う、月謝を集め習い事として放課後や週末などに定期的に練習を行う、クラブに所属している選手を対象に試合(大会など)を開催する、そして、自由参加型のイベントを開くなどが主な活動としてあり、現在進行形で行われています。

 こうして書くと、順調に取り組みが行われているように思われるかもしれませんが、そうでもありません。以前のブルガリアと比べても、まだまだ子どもの数が少なく、野球界内外の関心も高くなく、数少ない有志が協力して、やっと動き始めたのが今の状態です。
 この国ではかつて、子どもに対する取り組みが積極的に行われてた時代があります。例えば、10数年前には、先に触れた現在も行われている活動に加えて、12歳以下、15歳以下、18歳以下というそれぞれのカテゴリーで年間を通したリーグ戦が行われていたり、小学校対抗の大会が開催されていたり、頻繁に国代表チーム作り国際大会に参加していたりするなど、十分とは言えないまでも、将来に期待ができる状態にありました。


かつて開催されていた小学校対抗の大会(写真提供:ブルガリア野球連盟)

 しかしながら、様々な事を要因として、この10数年で状況は一変しました。ある時期から徐々に取り組みが疎かになり、それに比例して子どもの数が減り、そして、活動を取りやめるクラブも出てきました。その結果、数年前には子どもの活動を行うクラブが3つにまでに減るという危機的な状態にまで陥りました。

 そのような状態から、子どもの野球への取り組みこそが、この国の野球の普及・振興重要であるということを再確認し、ここ2,3年前から、皆で精力的に問題解決に向き合い始めての現状というわけです。

 様々な要因とは何か、その時に何が起きたのかですが、今後の展望も含めて続きは次回以降に書ければと思います。

東欧ブルガリア -野球事情とその展望-
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