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チームレポート

対応し、実践し、積み上げる 見えてきたWBSC女子野球ワールドカップ6連覇のプロセス

2017年11月26日

 来年の開催が予定されている「第8回 WBSC 女子野球ワールドカップ」で6連覇に挑む侍ジャパン女子代表20名を選考する第一歩となる二次選考トライアウト。2日間に渡る関西地区トライアウトの最終日は11月26日(日)、前日に続き履正社スポーツ専門学校北大阪校にて開催された。

 この日のメニューは各自アップの後、午前9時からいきなり前日同様に選手たちが打順・投手起用順を決める紅白戦。しかも実際の試合と進め方は同じだった前日から一転、カウントは全て1ボール1ストライク。奇数イニングは無死1塁、偶数イニングは無死1、2塁から。試合の流れを大きく変える局面でどう考え、どのようなパフォーマンスを発揮出来るが問われるものとなった。

 かくして始まった紅白戦は前日以上に各人、各チームの特徴が際立つものとなった。「走るなら早めに走ってほしい」と試合前の選手間ミーティングでそう話していたチームはプレーボール直後に盗塁を決め、一死満塁からのスクイズで奪うなど小技を駆使。 対して、別のチームは初球に走者がスタートすると同時に打者はセーフティバント。守備側がもたつく間に走者は一気に三塁へ到達。次打者のスクイズで1点を返すソツのなさを披露した。その後も、果敢な盗塁や思い切った走塁によるホームクロスプレーなど、前日以上に白熱した展開が繰り広げられた。

 この様子を凝視し続けた侍ジャパン女子代表・橘田恵監督は2日間で計28イニングの攻防を総括し「今日はあらゆる想定の中で選手たちが課題も含め、いろいろな部分、考え方を見せてくれた。『ヒットを打ったからよし』だけではなく、凡打でも場面に応じたバッテイングが考えられているか、設定に応じてランナーを進めようとしているのかもよく分かりました」と選手たちの努力を称賛した。

 昼食を挟み、午後からはフィットネステストを開催。ただ、この間の行動についても侍ジャパン女子代表首脳陣は「そこでダラっとせずに詰めがちゃんと出来る子が球際の強さだったり、ここぞの場面で活躍してくれると思うので、そういうところも見ています」(橘田監督)と目を光らせる。

 フィットネステストではまず校舎内で身長、体重、肩甲骨周りや太もも裏の柔軟性など13種目の数値を測定した後、再びグラウンドで遠投、2塁から本塁への送球での球速、立ち幅跳び、プロアジリティ(切り返しによる俊敏性)、スイングスピード、二塁までのベースランニング。さらにスタートから5m地点、1塁までの距離に相当する27.4m地点のタイムも機械で計測しつつ本塁から2塁までの直線距離に相当する54.8mの短距離走も計測した。前日に計測した50m走を含め、ここでは瞬発力に優れる選手、ベースランニングの上手い選手などの特徴をこれでつかむ狙いが含まれている。

 かくして2日間に渡る関西地区でのトライアウトを終えた橘田監督は「すごく悩みが増えました」と第一声を放つと、「関西地区は高校生が多くてピッチャーは球速も出ていましたし、若い子のフィジカルが高い。ポテンシャルだけじゃなくて『ベンチワークであの子いいなあ』と思う子もいました」とその理由を話した。

 ただ、だからといって選考基準はワールドカップ6連覇に即したものになるのは必然。特に投手の選考基準に関しては「相手を意識した中で球種がストレート、カーブ、スライダー3つないとしんどい。スピード差が3段階ある選手を選ぶと思います。また、同じ四球についても紅白戦をホームベースの裏から見ていた中で、はっきりとしたフォアボールなのか、際どいところを突いてのフォアボールかは解ったので、その内容も重視したい」(橘田監督)と、一切の妥協を排除したものになりそうだ。

 なお、42名が参加した関西会場トライアウトと、12月2日(土)・3日(日)に54名が参加する関東会場トライアウトによる二次審査合格発表は「ビデオやフィットネステストの結果をじっくり見て判断したい」と話す橘田監督の意向により2018年1月になる見込み。ここで25名前後に絞られた侍ジャパン女子代表候補は、本大会20名枠となるサバイバルレースと、WBSC女子野球ワールドカップ6連覇への礎となるため、さらなる自律への日々を過ごすことになる。

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