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木製バットへの対応や侍ジャパンとしての姿勢など国際大会を見越した充実の合宿を終える

2024年4月6日

 4月6日、侍ジャパンU-18代表候補選手強化合宿の3日目が行われた。投手はランメニューや体幹トレーニング、野手はシートノックやフリー打撃を行い、午前中で合宿を打ち上げた。

 今回の合宿で一番の快晴と温暖な気候の中で行われ、選手たちはハツラツした動きをするとともに、笑顔が多く見られたことも印象的だった。この様子に小倉全由監督は「今の子は真面目でいい子たちなので、すぐにどんどん馴染んでいきました」と目を細めた。首脳陣も選手たちと積極的にコミュニケーションを図り、小倉監督が強肩強打の捕手・箱山遥人(健大高崎)にスローイングを個別指導する場面もあった。

 木製バットを使用したフリー打撃では石塚裕惺(花咲徳栄)が柵越えの当たりを放つなど多くの選手が快音を響かせた。2012年のIBAF 18U世界野球選手権(現WBSC U-18ベースボールワールドカップ)でも指揮を執った小倉監督は、当時と比較し「あの時は、夏の甲子園が終わってから木製バットを振り始めたので芯に全然当たりませんでしたが、昨日の紅白戦を見ていると上手く打てていましたよね」と現在の選手たちの対応力を評価。「第13回 BFA U18アジア選手権」(9月頃・台湾)に向けては「新基準の金属バットは木製バットに近いものがありますので、それをまずは振り込んでもらって、木製バットでも練習してもらえれば」と期待した。

 そして、候補選手の段階ではあるが小倉監督が求めたのは「日本を代表する選手としての姿勢」だ。1日目の夜にはスポーツマンシップの講習があったこともあり「日本代表として海外に行くのであれば、自分たちの行動で“日本人はこうだよね”と見られる。どこに出ても恥ずかしくない人間になろう」と伝えたという。また、プレー中においても「近年の甲子園を見ていて気になっていた」と、会心の打球が放った後に派手なガッツポーズをするのではなく、インプレー中は常に次の塁を果敢に狙うよう伝えたという。

 心身両面で、国際大会や侍ジャパンとしての意識を、4月の段階で植え付けることができたことは大きな意義がある。加えて、この貴重な経験を各選手たちが持ち帰り、周囲の選手に伝えていくことで高校野球界のさらなる発展にも繋がっていくことだろう。

選手コメント

箱山遥人(健大高崎)

「(2日目の紅白戦で本塁打を放つ)新基準の金属バットよりも木製バットの方が、操作性が良く芯に当たれば飛ぶ印象です。(小倉監督に個別指導を受ける)肩の強さには自信があるので、スローイングが安定するよう足の使い方を教わりました。(今後に向けて)他の高校生と比較するのではなく、過去の自分やプロ野球選手と比較して、自分を高めていきたいです」

石塚裕惺(花咲徳栄)

「木製バットは3月に入ってから自主練習の時間に使ってきました。芯に当たれば飛びますね。ティーや素振りでは強く振ることを意識し、フリー打撃や実戦ではミートを意識するようにしています。全国で活躍する選手たちと会話ができて充実した時間でした」

豊島虎児(創志学園)

「(前日の紅白戦で4安打)レベルが上の選手ばかりなので思いきってプレーしました。木製バットでもいつもとそこまで変わらず、センター中心に低い打球を心がけました。これからもレベルアップしていけるよう取り組んでいきます」

平嶋桂知(大阪桐蔭)

「全国から集まったレベルの高い選手たちの中で良い経験ができました。様々な投手と様々な話ができました。カーブの握りは多くの投手に聞きました。夏に向けて、もう一回りも二回りも成長していきたいです。これまで日本代表の経験が無いので、日本を代表してプレーをしたいです」

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