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"世界の野球"ケニア野球、一歩一歩 元独立リーガー日本人青年監督の奮闘!「マゴソスクール」

2018年3月14日

文・写真=廣谷 弥咲(ケニア野球代表監督)

 2月3日にケニアに戻り活動を再開しました。久しぶりに自宅に戻ると電気、ガス、水道も止まっていたのですぐ使えるようにお願いしました。電気の調子が悪くWi-Fiも使えない状況で凄く不便な生活をしています。まだまだインフラの面でケニアは整っていないので今後も苦労しそうです。

 今回、日本人が経営しているマゴソスクールに招待して頂きました。ここはケニアの孤児院になります。親がいない子供達が生活をしながら日々勉強に努めています。そして私達に子供達が歓迎の歌を歌ってくれました。
 みんな笑顔で本当に可愛かったです。そして私はグローブとボールを手に取り子供達に見せる事にしました。子供達は初めて見る道具に不思議そうに見つめていました。
 どうやって使うかわからないので一度デモストレーションを行いました。見た事が無いからでしょうか、子供達は必死に目でボールを追っていました。子供達もやりたいのか少しずつ笑顔になり「やりたい!」と声に出す子がでてきました。そして子供達に挑戦したい人と聞くと一斉にみんな手を挙げていたのを覚えています。女の子もみんな手を挙げていました。
 人数が多すぎたので全員は無理でしたが数人に挑戦してもらいました。

 私は思いました。やはりケニア人は凄い。
 普通初めてキャッチボールをする場合、キャッチする際に怖いので避けながら受けたり、ボールが後ろへ転がったりするのが当たり前なんですが、ケニアの子供達は1球目からボールをグローブに当てたりキャッチしたりします。
 想像してみて下さい。公園で小さい子供がお父さんとキャッチボールしている姿を。よくお父さんが下から投げたボールが後ろに転がっていってる絵を。ケニアではそれが一度もありませんでした。私が思うにケニアの人々は非常に目が良いし目で見た物を脳に伝える速さが非常に速いと感じています。要するに動体視力が他の国よりずば抜けているのかなと思います。
 小さな事ですが、小さな事を伸ばしてあげる事によって自分の得意分野が極められるのではないかと私は思っています。子供達の良いところを伸ばしてあげるのも私の役目だと思っています。

 少しでもケニアの野球を知ってもらい野球に携わって人生が変わったと少しでも思ってもらえるようにこれからも野球を広げる活動をしていければと思っています。少ない数ですがボールを寄付させて頂きました。これで少しでも野球を好きになってくれればと思います。
 私の力だけでは限界があります。みなさまの応援、支援があってこその事だと私は思っています。これからもこんな私ですがご支援、ご協力、宜しくお願い致します。何かお力になって頂ける事がありましたらご連絡宜しくお願い致します。

著者プロフィール
廣谷 弥咲
高校、大学と野球部に所属をし卒業後プロを目指しクラブチームへ。さらなる高みを目指して渡米し、ウィンターリーグにも参加。その年愛媛マンダリンパイレーツへ入団。その後、独立リーグで腕を磨くものの、肩の怪我で現役を引退。父の仕事の関係でケニア大使館の方と知り合う機会があり、ケニア代表監督の打診を受ける。就任に迷うも、現地を見学に訪れた際に現地の選手たちとも話をし感銘を受け監督を受諾。ケニアだけにとどまらず、アフリカに野球を広げ、アフリカからプロ選手の誕生、さらにWBC、オリンピック出場を目指す!!

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