1月19日、都内ホテルにて、侍ジャパン強化試合2015の記者会見が行われた。
侍ジャパンは、今年3月10日、11日の2日間、東京ドームにて、欧州代表との強化試合を行うことを発表。会見には、リカルド・フラッカーリ氏(世界野球ソフトボール連盟会長)、熊﨑勝彦氏(一般社団法人日本野球機構会長)、小久保裕紀氏(侍ジャパン代表監督)の3名が出席。
熊﨑氏は欧州代表との強化試合について、「近年の欧州は非常に野球が盛んになってきています。11月に開催される、プレミア12にも、オランダ、イタリアが参加予定となっていて、その欧州代表と強化試合を行えるということは、非常に有意義なことだと感じています」と述べた。
また、フラッカーリ氏も今回、欧州代表が日本と戦うことに大きな意義を感じている。「“野球の国際化”において、日本には大きな役割を果たしていってもらいたい。いつか、日本の開幕戦が、欧州で開催されるような日が来るかもしれません。ぜひ、日本から野球を世界に広めていって欲しいです」と話した。
その大きな期待を背負って、侍ジャパントップチームの指揮を執る小久保監督は、 「11月に開催された日米野球だけでなく、3月にもトップチームに試合の機会が与えて頂けるというのは有難いことだと感じています。WBSCプレミア12を意識すると、相手を探る意味でも欧州代表との一戦は、意味のある試合になると思っています。プロ野球ではオープン戦の時期ではありますが、若い選手を中心に頑張っていきたいです」と試合への意気込みを語った。
会見の最後に、熊﨑氏は、日本球界の世界における役割についても言及。「欧州代表には、侍ジャパンのプレーする野球だけでなく、日本の設備や環境。また、マーケティングなどのノウハウにも注目してほしいと思っています。それらを各国で共有し、強化試合で得たものをさらなる野球の発展に繋げてほしいと考えています」
急速に発展している欧州野球と、侍ジャパンとの一戦は、野球のグローバル化を目指す上でも、大きな架け橋となるはずだ。
開催概要 侍ジャパン強化試合2015「侍ジャパン 対 欧州代表」