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会見レポート

「WBSC 世界野球プレミア12」の日程決定、小久保監督「より一層タフな戦いになる。」

2015年6月22日

 日本、台湾で共催される初の世界大会「WBSC世界野球プレミア12」の1次リーグ日程詳細が22日、発表された。既に発表されていたグループ分けでは、11月8日(日)の開幕戦(札幌ドーム)での対戦が決定している宿敵・韓国、野球の母国・アメリカ、前回のWBC王者・ドミニカ共和国など強豪揃いのなかで、小久保監督が「非常に強いチームの集まり」と語っていたように、1次ラウンドから厳しいスケジュール、相手と戦うことになった。

 小久保監督は会見で「より一層タフな戦いになるだろう。先発投手に球数制限がないので、ガチンコ勝負になる。先発投手の人選が鍵になる。」と決勝が行われる日本(東京ドーム)での世界一奪取に向けて意気込みを語った。また、投手陣については「中継ぎ・抑えの専門職にも、(代表チームに)入ってもらわないといけない。」と述べ、投手陣の編成の重要性も強調した。

 会見で注目する選手としてあげたのは、昨年の日米野球や今春の欧州代表戦で戦ってくれたメンバーとしながらも、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)や森友哉(埼玉西武)らの名前をあげ、「秋には最強のチームを作りたい。11月には、国民の皆さんに勝って(最強を)証明したい。」と現在NPBで勢いのある選手の代表入りに期待した。

 第1回のWBCで世界一を経験し、この日同席した侍ジャパン特別顧問の王貞治氏も、「日本の選手は、日の丸をつけると特別な力を発揮してくれる。絶対に勝たなくはいけないというプレッシャーはあると思うが、選手たちを信じて、自分を信じ、普段の野球ができれば勝てると思いますので、小久保監督の手腕を見させてもらいたい。」と小久保監督率いる侍ジャパンにエールを送った。

 なおこの日、熊崎勝彦NPBコミッショナーより、「侍ジャパン・ロースター制度」の導入も発表された。これは、侍ジャパンが「最強のチーム編成を行っていくため、体制づくり」(熊崎コミッショナー)の第1弾で、これまでは、試合ごとに侍ジャパンのベンチ入りメンバーを招集してきたものを、「常にロースターメンバーとして登録」していくとのこと。「選手たちには、そのプライドと責任を持って世界に挑んでほしい。」と熊崎コミッショナーが語るように、7月中旬に発表される予定の第1次候補選手、9月をめどに発表される45名の「侍ジャパン・ロースター」にも注目が集まる。

 グループBに入った日本は、韓国との開幕戦後に、台湾に移動。11日のメキシコ戦(天母球場)を皮切りに、12日がドミニカ共和国戦(桃園球場)、14日米国戦(桃園球場)、15日ベネズエラ戦(桃園球場)と、決勝トーナメントに向けた台湾ラウンドに突入する。
「WBSC 世界野球プレミア12」の初代王座へ。日本野球の底力を見せる戦いがはじまる

世界野球プレミア12

世界野球プレミア12 大会概要

試合日程
  • 11/8(日)札幌D(19:00) 日本 - 韓国
  • 11/11(水)天母(18:00) 日本 - メキシコ
  • 11/12(木)桃園(18:00) ドミニカ - 日本
  • 11/14(土)桃園(18:00) アメリカ - 日本
  • 11/15(日)桃園(18:00) 日本 - ベネズエラ
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