7月6日(水)、「第40回日米大学野球選手権大会」(7月12日開幕)に向けた侍ジャパン大学代表の直前合宿が、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで始まった。
侍ジャパン女子代表候補3選手が来訪し激励
選手たちは午前11時に集合、結団式を終えた選手たちは昼食後に13時から練習を開始。投内連携(バント処理、けん制)やフリー打撃で約2時間汗を流し、多くの選手が全体練習後も自主練習を行った。
選考合宿となった6月19日(日)以来の顔合わせとなったが「選手それぞれの思いを持って希望に満ちた表情をしていたので、いよいよ始まるんだなという気持ちになりました」と横井人輝監督は話した。
また、この日は侍ジャパン女子代表候補の志村亜貴子外野手(アサヒトラスト)、平賀愛莉内野手(平成国際大)、石田悠紀子内野手(新波)3選手が来訪。「私たちが先日合宿をした新潟では、日米大学野球(開幕戦、第2戦)への期待も高かったので、皆さんぜひ頑張ってください」(志村)と侍ジャパン大学代表へエールを送った。
立教大・田村の抑え起用を示唆
練習後の取材で、横井監督は選手の起用構想を一部明かした。
投手は6月の代表選手発表記者会見で、柳裕也投手(明治大)、佐々木千隼投手(桜美林大)、宮台康平投手(東京大)、濱口遥大投手(神奈川大)の4投手を先発と構想していると明かしていた。
だが、この日は「まだ分からない」とあくまで練習試合での適性や状態を観た上で、「早く3勝(優勝)できるためにやるので、状態を聞いてベストの選手を起用していきます」と話した。
ただ、中継ぎには齊藤大将投手(明治大)と伊藤将司(国際武道大)の両左腕と右腕・水野滉也投手(東海大北海道キャンパス)、抑えには田村伊知郎投手(立教大)の起用を構想していると明かした。特に田村に関しては「彼の球や気迫は、(前回2013年の日米大学野球の)山﨑康晃(当時亜細亜大、現横浜DeNA)を彷彿とさせる」と、その堂々としたマウンドさばきに高い期待を寄せているようだった。
一方、打線については「1番打者が重要になるでしょう」と横井監督は話し、3年連続で選出され経験豊富な佐藤拓也外野手(立教大)を1番打者の筆頭候補としながらも「もう1選手、候補になる選手が出てきて欲しいです」と、明日から行われる練習試合での新たな選手の台頭に期待を込めた。
侍ジャパン大学代表は、7月7日(木)13時からMHPS横浜、8日(金)13時から東芝との練習試合を行い、10日(日)に新潟入り。10日(日)の16時からハードオフエコスタジアム新潟で新潟医療福祉大と最後の練習試合を行い、12日からの日米大学野球に臨む。
※7月10日(日)の新潟医療福祉大戦は一般入場不可。
第40回 日米大学野球選手権大会
大会概要
出場選手
全日本大学野球連盟 公式サイト(外部サイト)
大会結果
第1戦 7月12日(火) 日本 2 - 1 アメリカ
第2戦 7月13日(水) アメリカ 0 - 1 日本
第3戦 7月15日(金) 日本 0 - 1 アメリカ
第4戦 7月16日(土) アメリカ 10 - 2 日本
第5戦 7月17日(日) 日本 5x - 4 アメリカ
大会期間
2016年7月12日~17日(※予備日7月18日)
会場
7月12日(火)、13日(水)ハードオフエコスタジアム新潟(新潟)
7月15日(金)明治神宮野球場(東京)
7月16日(土)、17日(日)草薙球場(静岡)
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