10月28日、ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019「日本 vs カナダ」(10月31日、11月1日)とプレミア12(日本出場のグループBは11月5日開幕)に向けた侍ジャパントップチームの沖縄合宿が始まった。
宮崎合宿に参加した16選手に、昨夜から日本シリーズに出場していたソフトバンクと巨人の選手たちが合流。全28選手が集って初めての練習となった。
練習前には宿泊先のホテルで全体ミーティングが行われ、稲葉篤紀監督と山中正竹強化本部長がそれぞれ挨拶をした。
稲葉監督は「侍ジャパンのために集まっていただきありがとうございます」と、まずは感謝を示し、「下の世代の目標となる野球界のトップということでもありますし、いち社会人としても、模範となるようなふさわしい言動を意識していきましょう」と語った。
山中本部長も「勝たなければならないという使命とともに、スポーツマンシップの視点でも見られている」と、同じく選手たちの行動に期待をかけ、「野球を大事に、仲間・相手・審判・ルールをリスペクトして、野球の素晴らしさを発信していきましょう」とエールを送った。
その後、侍ジャパン招集状が授与され、選手を代表して松田宣浩(ソフトバンク)が稲葉監督から受け取った。
10時すぎから沖縄セルラースタジアム那覇で始まった練習は、野手陣がシートノックなどを行い、午後から打撃練習。シートノックでは坂本勇人(巨人)が三塁手、周東佑京(ソフトバンク)が二塁手に入る場面もあった。
投手陣は主にサブグラウンドでキャッチボールやノックを行なった。ここでは今日から合流した田口麗斗(巨人)が、積極的に声を出して盛り上げるなど、活気のある練習が最高気温29度の中で行われた。
また、14時前からは秋山翔吾(西武)と山﨑康晃(DeNA)が地元の小学校に赴き、野球体験イベント「侍ジャパン『みらいの侍』プロジェクト」に参加。小学4年生から6年生の児童たちと交流を図り、選手・児童ともに笑顔があふれる温かな時間となった。
そして、31日と11月1日のカナダ戦のナイターに向けて、29日からは午後に練習を行う。29日は12時、30日は17時から沖縄セルラースタジアム那覇で練習を行う予定となっている。対するカナダ代表も29日に来日。同球場で29日は17時、30日は12時から練習を行う予定となっている。
第2回 WBSC プレミア12
大会期間
2019年11月2日~11月17日
オープニングラウンド
11月5日(火)19:00 日本 8 - 4 ベネズエラ
11月6日(水)19:00 日本 4 - 0 プエルトリコ
11月7日(木)19:30 チャイニーズ・タイペイ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
11月11日(月)19:00 日本 3 - 2 オーストラリア
11月12日(火)19:00 日本 3 - 4 アメリカ
11月13日(水)19:00 日本 3 - 1 メキシコ
11月16日(土)19:00 日本 10 - 8 韓国
※開始時刻は日本時間
決勝
11月17日(日)19:00 日本 5 - 3 韓国
※開始時刻は日本時間
開催地
日本、台湾、韓国、メキシコ
出場する国と地域
グループA
メキシコ、アメリカ、オランダ、ドミニカ共和国
グループB
チャイニーズ・タイペイ、日本、ベネズエラ、プエルトリコ
グループC
韓国、キューバ、オーストラリア、カナダ