11月15日、「第2回 WBSC プレミア12」のスーパーラウンド最終戦となる韓国戦を翌日に控え、侍ジャパンの公式練習が明治神宮野球場の室内練習場で2時間弱行われた。
選手たちはウォーミングアップの後に、フリー打撃やティー打撃、キャッチボールなどを行なった。12日のアメリカ戦で首の違和感を訴え、以降の試合を欠場している菊池涼介(広島)も練習に参加。会話を交わした稲葉篤紀監督は「本人も“回復が早い”と言っていて、状態はだいぶ良くなっているようでした」と安心した様子。ただ起用に関しては「明日の状態を見て決めます」と話すに留めた。
スーパーラウンドでは、オープニングラウンド同グループのチームとは対戦せずに成績を持ち越すため、チャイニーズ・タイペイ戦の1勝も加え、このラウンドの戦績は現時点で3勝1敗。この日の夜に行われた試合で侍ジャパンに敗れていたメキシコが韓国に敗れて、今大会2敗目を喫した。
これにより16日(19時から東京ドーム)に対戦する侍ジャパンと韓国が3勝1敗で並んだ。両国ともメキシコに直接対決で勝っているために、16日のスーパーラウンド最終戦を前に2位以上が決定。16日に戦った翌日の17日の決勝(19時から東京ドーム)で優勝をかけて戦うこととなった。
監督・選手コメント
稲葉篤紀監督
「韓国は素晴らしい選手がたくさんいるチーム。ただどのチームと対戦しても、一戦一戦とやっているので、韓国だからとかではなくいつも通りみんなで勝利を取りに行きます」
坂本勇人(巨人)
「気持ちの昂りがあります。明日になったらもっといい緊張感も出てくると思います。(前回のプレミア12では韓国に敗れて優勝を逃し)悔しい思い出があります。そういう気持ちを忘れないで戦いたいです。今年はあと残り2試合だけ。しっかりと勝てるよう準備していきます」
山﨑康晃(DeNA)
「4年前の韓国戦は名前が呼ばれずブルペンからモニターを観るしかなく悔しさが残る試合でした。自分がどれだけ成長したかも分かりますし、いろんな人の思いが詰まっている試合。康晃ジャンプをしてくれるファンの皆さんの思いも込めて投げます」
第2回 WBSC プレミア12
大会期間
2019年11月2日~11月17日
オープニングラウンド
11月5日(火)19:00 日本 8 - 4 ベネズエラ
11月6日(水)19:00 日本 4 - 0 プエルトリコ
11月7日(木)19:30 チャイニーズ・タイペイ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
11月11日(月)19:00 日本 3 - 2 オーストラリア
11月12日(火)19:00 日本 3 - 4 アメリカ
11月13日(水)19:00 日本 3 - 1 メキシコ
11月16日(土)19:00 日本 10 - 8 韓国
※開始時刻は日本時間
決勝
11月17日(日)19:00 日本 5 - 3 韓国
※開始時刻は日本時間
開催地
日本、台湾、韓国、メキシコ
出場する国と地域
グループA
メキシコ、アメリカ、オランダ、ドミニカ共和国
グループB
チャイニーズ・タイペイ、日本、ベネズエラ、プエルトリコ
グループC
韓国、キューバ、オーストラリア、カナダ