4月10日、「第2回 Baseball5 アジアカップ2024」(4月13日から16日に韓国・ソウル)に出場する侍ジャパンBaseball5代表の結団式、出場前会見、代表ユニホームのお披露目が行われた。
男女混成の5人制5イニング(今大会は2セット先取の3セット制)からなる野球/ソフトボールの新しいストリート競技である「Baseball5」。「Baseball5 JAPAN」は、一般財団法人全日本野球協会と公益財団法人日本ソフトボール協会での合同立ち上げ公式事業で、今大会から「侍ジャパンBaseball5代表」として活動することが決まり、選手・スタッフたちは真新しい代表ユニホームとともに集まった。
12時半から始まった結団式では、今回の団長を務める全日本野球協会の山中正竹会長が「日本を代表する誇りと自覚、自信を持って戦いましょう」と選手・スタッフを激励。若松健太監督は「アジアで日本は手がつけられないと思われるくらいの戦いをしたいと思っています。みんなで優勝しましょう」と選手たちに呼びかけた。また、行動規範やスポーツマンシップの説明が行われ、全員が真摯に耳を傾けた。
13時から行われた記者会見では、それぞれが大会への抱負とともに競技の魅力を語った。侍ジャパン女子代表で長く活躍し、現在も硬式野球をプレーする傍ら、Baseball5のWBSC公認インストラクターを務める六角彩子(5STARs)は「この競技の楽しさを伝えたい」と意気込む。競技の魅力については、男女混合であることに加え「ボール1つで完結し、初心者でもヒットを打ちやすく、成功体験をしやすいところ」を挙げた。
また、元巨人内野手の辻東倫(GIANTS)は競技経験こそ浅いが「この競技に、どっぷりとハマっています」と語り「狭い空間の中での速い打球や華麗なプレーが見られます」と魅力をアピールした。
さらに今回のアジアカップは、韓国の首都ソウルにあるオリンピックパーク平和広場で行われるため、多くの観衆が集まることが予想される。それだけに前回のアジアカップにも出場した數田彩乃(5STARs)は「前回はコロナ禍で無観客でしたが、今年は盛大に行われるので楽しみ」と期待した。そして前回は準優勝だっただけに、主将を務める島拓也(ジャンク5)は「固い守備力とチームの結束を武器に優勝したいです」と意気込んだ。
WBSC世界ランキング上位のチャイニーズ・タイペイ(2位/日本は6位)や開催国の韓国(同9位)がおりアジア制覇は簡単ではないが、その先の「第2回 WBSC Baseball5 ワールドカップ」(2024年10月に香港で開催/アジアカップ上位3チームに出場権)の優勝を目指すだけに、アジア制覇で幸先の良いスタートを切りたいところだ。
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