3月5日に開幕する『2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ』(以下、WBC)。今回その対戦チーム紹介として、侍ジャパンが3月6日(19時から東京ドーム※侍ジャパンにとっては開幕戦)で対戦するチャイニーズ・タイペイを紹介する。
今大会のチャイニーズ・タイペイは、2024年のプレミア12優勝メンバーや2023年のWBC本戦、昨年2月のWBC予選のメンバーを主体としている。
さらに今大会は初めて台湾系アメリカ人2選手の招集に成功した。
残念ながら、打線の核と期待されていたカブス傘下3Aに所属する強打の内野手ジョナソン・ロングはオープン戦での怪我により無念の辞退となった。だが、メジャー通算277試合出場、18本塁打の外野手でガーディアンズ所属のスチュアート・フェアチャイルドは代表入りした。
一部、主力と目されていた選手の辞退はあるものの、台湾プロ野球(CPBL)の主力16人に、NPBやMLB傘下のプロスペクト、台湾系アメリカ人選手まで加わった陣容はベストメンバーに近いといえる。
ポジション別では投手が16人、捕手が3人、内野手が6人、外野手が5人となった。投手16人のうち、日米球界でプレーする投手が9人。これは、いずれも過去最多だ。過去のWBCで、しばしば大量失点から苦戦を強いられた投手力の改善に期待が持てる。

その投手陣を見ていこう。今大会、先発陣の軸といえるのは、古林睿煬(日本ハム)と徐若熙(ソフトバンク)のNPBコンビだ。
さらに、プレミア12の決勝で侍ジャパン戦に先発、4回無失点に抑えた左腕の林昱珉(ダイヤモンドバックス3A)、動くボールをもつ陳柏毓(パイレーツ3A)、アスレチックス2Aでチーム最多145回2/3を投げた莊陳仲敖、MLB初年度で2Aまで昇格したプロスペクト左腕、林維恩(アスレチックス2A)らMLB傘下組も先発候補だ。
強心臓の孫易磊(日本ハム)は今大会「火消し役」を任せられることになった。試合終盤は、陳冠宇、張奕から、林凱威や曾峻岳へと、CPBLを代表するブルペン陣でつないでいく展開となるだろう。

続いては野手陣だ。上位打線に並びそうな顔ぶれは、フェアチャイルドに、メジャー経験者の張育成、広角打者でありプレミア12決勝戦で本塁打を放った陳傑憲、圧倒的なスイングスピードを誇る大砲の林安可(西武)、CPBL首位打者で粘りの打撃が持ち味の吳念庭、昨季はタイガース3Aで本塁打14本・22盗塁を記録し「怪力男」の異名を持つ李灝宇らが予想される。
代打の切り札は、CPBLで昨季24本塁打、86打点で打点王に輝いたギリギラウ・コンクアンだ。一振りに期待がかかる。
捕手は、プレミア12決勝戦で本塁打を放った林家正と、蔣少宏は共に観察眼に優れ、投手の良さを引き出すリードに定評がある。小中学校の同級生でもある2人はオフに共に自主トレを行うほどの仲。両捕手が全面的にサポートし合える事はプラスに働くに違いない。
2月26日のソフトバンク戦は0-4、27日の日本ハム戦は1-6と、NPB一軍チームとの練習試合に連敗。投打の主力は一定の結果を残したものの、不安の残る内容となった。ただ、宮崎入り以降はMLB所属選手も全員参加する。結束力の強さは強みで、今大会も主将を務める陳傑憲のもと、気持ちを切り替えて大会に臨んでくるはずだ。
優勝したプレミア12も大会前の調子は今ひとつだったが、初戦で韓国を下すと一気に勢いに乗っていった。今大会も初戦(3月5日)のオーストラリア戦が鍵となるだろう。
一方、侍ジャパンからすれば、ただでさえ硬くなる3月6日の初戦、勢いに乗ったチャイニーズ・タイペイを相手に、手を焼く可能性は十分にあるだろう。2013年の歴史的死闘以来となるWBCでの対決。熱戦を期待したい。
2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™
試合日程
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 強化試合
2026年3月2日(月)19:00 オリックス・バファローズ 4 - 3 日本
2026年3月3日(火)19:00 阪神タイガース 4 - 5 日本
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 1次ラウンド
2026年3月6日(金)19:00 チャイニーズ・タイペイ - 日本
2026年3月7日(土)19:00 日本 - 韓国
2026年3月8日(日)19:00 日本 - オーストラリア
2026年3月10日(火)19:00 日本 - チェコ
準々決勝ラウンド
2026年3月14日(土)、15日(日)
準決勝
2026年3月16日(月)、17日(火)
決勝
2026年3月18日(水)
開催球場
ヒラム・ビソーン・スタジアム、ダイキン・パーク、東京ドーム、ローンデポ・パーク
強化試合:京セラドーム大阪、ひなたサンマリンスタジアム宮崎、SOKKENスタジアム
出場チーム
プールA
プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、コロンビア
プールB
アメリカ、メキシコ、イタリア、イギリス、ブラジル
プールC
日本、オーストラリア、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイ
プールD
ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグア
ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋
試合日程
2026年2月27日(金)19:00 侍ジャパン 5 - 3 中日ドラゴンズ
2026年2月28日(土)19:00 中日ドラゴンズ 3 - 7 侍ジャパン
開催球場
バンテリンドーム ナゴヤ
出場チーム
侍ジャパン、中日ドラゴンズ



























