4月4日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(9月に台湾・台北市で開催予定)に出場する侍ジャパンU-18代表の候補選手強化合宿の2日目が行われた。
この日は悪天候が予想されていた影響もあり、前日に続いて投手1人あたりが複数の打者と対戦し、打席ごとにカウントや走者の有無が設定された実戦形式のシート打撃を実施。紅白戦も途中まで行われた。

その中でひときわ目を引いたのが高部陸(聖隷クリストファー)投手だ。5人の打者と対戦し、安打・四球ともに許さない安定した投球を見せた。末吉良丞(沖縄尚学)が、高部のストレートについて「すごい」と感じ、自ら話を聞きに行く場面も見られるほど、球の力強さが際立った。2日目とあって緊張もほぐれ、高部は「自分の思い通りのピッチングができました」と振り返る。高低を使った投球を軸に、特に低めのボールのキレが光るなど、本来の力を示した投球内容だった。
「行動すればたくさん学べる機会があるので、もっと吸収してチームに持って帰りたいです」と、貴重な機会に貪欲な姿勢も見せた。
高部のほかにも好投を見せる投手が続き、岡田龍生監督も「ピッチャー全員連れて帰りたいと思うくらい、本当に良いピッチャーが多い」と話すように、各投手がそれぞれの持ち味を遺憾無く発揮し、ハイレベルな競争が繰り広げられている。

そうした中で、打者でも結果を残す選手が現れた。「良いピッチャーばかりなので、対戦が楽しいです」と語る荻田翔惺(中京大中京)は、シート打撃と紅白戦を通じて5打数4安打、紅白戦では2打点を記録するなど、存在感を示した。
普段は金属バットを使用する中で、木製バットへの対応も求められる今回の合宿。荻田は、「木製バットだということを意識せずに自分のスイングをしようと打席に入っているのが結果につながっています」と振り返り、実戦の中で手応えを口にした。
こうした実戦形式の練習を重ねる中で、打者陣にも順応の様子が見てとれる。岡田監督も「違和感なく振れている」と評価しており、限られた時間の中でも対応力の高さがうかがえた。
最終日となる5日は、午前中に練習を行い解散する予定となっている。
監督・選手コメント
岡田龍生監督
「途中までなんとか雨が降らずにもってくれたのは非常にありがたかったですし、要望していた実戦を思い通りにできて良かったです。(候補選手たちの全体の印象は)みんな本当に、対応もきちんとできているし、こちらから声をかけても黙っている選手もいない。そして、いろんな話をしてくれますね。(各打者木製バットへの対応が素晴らしいが)多分普段から木で練習しているのもあるんじゃないですかね。例えば、上を目指している選手たちは、もう木で練習しようというような指導を受けているのかもしれません」
中尾勇貴(報徳学園)
「(シート打撃で左中間へ三塁打を放つ)池田くんは球が速いとわかっていたので、打つポイントとコンパクトに振ることを意識して打席に入ったことが良い結果につながりました。(合宿2日目を終えて)ずっとテレビで見ていた選手がたくさんいて、すごい選手がずっと近くにいて、打席での間の取り方とか考え方が勉強になるなと感じています。(夏に向けて)自分にとって最後の夏の大会になるので、甲子園から遠ざかっていますが、一日でも長く高校野球ができるように、この合宿の経験をチームに持って帰ってチームのレベルアップにつなげていきたいです」
龍頭汰樹(神村学園)
「先頭打者にカウントを取りにいった変化球を打たれてしまったのですが、その後しっかり切り替えて低め低めと球を集めることができて抑えられたことはよかったです。(声を出して気迫のある投球)こういう機会はなかなかないので、神村学園の小田大介監督にも全ての球種で、カウントが取れて勝負できるという持ち味を全部出してこいと言われていたので、全部出す気持ちでした。(合宿最終日に向けて)レベルの高い選手がたくさんいるので、いろんな人とコミュニケーションを取って、少しでも自分のものにして神村に持ち帰りたいと思います」



























