2025年11月15日、王貞治氏が代表を務める一般財団法人球心会による「BEYOND OH! PLAY KIDS」が東京ドームや東京ドームシティで行われ、侍ジャパントップチームの井端弘和監督が出席。参加者にエールを送るとともに、自身も王氏らから「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」に向けたエールをもらった。

今回行われた野球原体験イベントで、第1回のWBC優勝監督である王氏、前回第5回のWBC優勝監督である栗山英樹氏とともに参加した井端監督。18時半から「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」の第1戦を控えてはいるが「王さんの背番号、栗山さんの背番号(89)を引き継いでいますので、ここに来るのは当然かなと思います」と参加に迷いは無かったという。
開会式では参加者に「こうやって親子で野球をしたことは今も覚えています。そうした機会を侍ジャパンやプロ野球選手がプレーする東京ドームでできることは素晴らしいことだと思います。夜の試合の応援もよろしくお願いします。今日は1日楽しんでいってください」と呼びかけた。
また、式の前後では王氏や栗山氏と会話を交わし、「温かい言葉をいただいたり、悩み事を相談させていただいたり、貴重な時間になりました」と感謝。印象に残っている言葉としては両氏からともに「最後(に決めるの)は自分。決断して後悔の無いように」といった旨の言葉をもらったと振り返り「自信を持ってやろうと思いました」と語った。

このイベントでは多くの子供たちが参加。ベースボール5の体験イベントでは、侍ジャパン経験者の柳野友哉(U-15代表)、田中美羽(女子代表)、中濵瑞樹(Baseball5代表※コーチ)、島拓也、三上駿(ともにBaseball5代表)の姿もあり、子供たちに優しく丁寧に魅力を伝え、ともに楽しんだ。
東京ドームのグラウンドでのイベントでは15日の午前中のみだが、東京ドームシティ(ラクーアガーデンステージ、セントラルパーク)でのイベントは15日、16日ともに10時から17時まで行われ、気軽に野球の魅力に触れる機会となっている。
コメント
王貞治氏
「(来年のWBCに向けて)WBCとなると目標は優勝しかないんですが、それは大変なことですよ。相手チーム、特にアメリカは前回あんな悔しい負け方をしましたからね。でも、だからこそお互いに切磋琢磨して野球界が盛り上がっていくわけですよね。そして、盛り上がるからこそ、選手たちにはファンの期待に応えて、自分の持ち味を十分に発揮して欲しいです」
栗山英樹氏
「ボールに触ったり、投げたり打ったり、野球を楽しんでくれれば、好きになってくれれば幸せです。日本の野球は本当に多くの人たちが、少年野球やアマチュアの皆さん、多くの人たちのおかげで野球が成り立っている。みんなで力を合わせて子どもたちが成長する応援、お手伝いをさせていただきたいなと思います」

























