第17回アジア競技大会2戦目はパキスタンと対戦。
初回、日本の先発・守安玲緒(三菱重工神戸)は、パキスタン打線に3安打を許し先制点を失う苦しい立ち上がり。これを追う日本代表は、2回にすかさず打線が援護。7番石川 駿(JX-ENEOS)がエラーで出塁すると、8番上田祐介(NTT東日本)の犠打で一死二塁とし、9番井領雅貴(JX-ENEOS)の内野安打で、一死一、三塁とチャンスを広げる。ここで1番西野真弘(JR東日本)がセンターへの犠飛を放って、1対1の同点に追いつく。
3回にも、4番林 稔幸(富士重工)が内野安打と二盗を決めてチャンスメイク。5番松本 晃(JR東日本)の四球、6番藤島琢哉(JR九州)も右前打で続きランナーをためると、8番上田の内野ゴロの間に、三走の林がホームインし逆転に成功。
4回には、2番多幡雄一(Honda)が二塁打で出塁し、3番遠藤一星(東京ガス)の右前適時打で1点を追加。さらに、5番松本の内野安打から2点目を挙げ、4対1とリードを広げる。日本は5回にも1点を追加し、着実にリードをひろげていく。
6回には3番遠藤に代わって入った、代打・倉本寿彦(日本新薬)がレフトスタンドへのソロ本塁打を放つなど、この試合、日本代表は、長打6本含む計15安打、9得点をマーク。
投手陣も、先発の守安が初回に1点を失ったものの、その後パキスタン打線を無得点に抑える好投をみせ、5回からは、今村幸志郎(西部ガス)にスイッチ。今村もまた三者三振に斬って取る好投を見せ、6回以降、井口拓皓(日本通運)、関谷亮太(JR東日本)と無失点でつないで、試合を締めた。
日本は、この試合、9対1でパキスタンに勝利し、初戦の中国戦(11対0)に続き、2勝目を挙げた。