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試合レポート

WBCルールで練習試合 森下翔太や野村勇の本塁打などで14得点

2025年11月10日

 2025年11月10日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で「侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2025」の4日目が行われ、この合宿では初の実戦となる練習試合で広島と戦った。

 来年3月に行われる「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下、WBC)で導入されるピッチコム(サインの伝達機器)やピッチクロック(投手は球を受け取ってから走者無しの場合は15秒、有りの場合は18秒以内に投球を始めなければいけない。打者は残り8秒になるまでに打撃姿勢を完了しなければいけない、前の打者の打席が完了してから30秒以内で打席に入らなければいけない)、拡大ベースなどを使用して初めての実戦となった。
 また、球審と二塁塁審、ピッチクロック担当者はMLBの者を置き、大会本番に近い状態での試合となった。

 試合はいきなり侍ジャパン打線が広島先発の辻大雅に対して猛攻。先頭の岡林勇希(中日)が二塁打を放つと、そこから牧秀悟(DeNA)、森下翔太(阪神)、岡本和真(巨人)の4連打、小園海斗(広島)の痛烈な当たりが相手二塁手の失策を誘い、4点の先制に成功した。
 守っては、先発の平良海馬(西武)と2番手の大勢(巨人)が力強い球を投じ、佐々木泰(広島)や西川史礁(ロッテ)の好守もあって、若手中心の広島打線を2回まで無失点に抑えた。
 3番手の隅田知一郎(西武)は乱調。2回3分の2を投げて9安打を打たれ、5四球を出して9点を失ったが、打線がその後は広島投手陣を圧倒した。
 5回に森下翔太(阪神)、7回に野村勇(ソフトバンク)の本塁打、9回に西川史礁(ロッテ)の2点タイムリーが飛び出すなど計14点を奪った。
 森下は試合を振り返り「久々のセンターの守備もありましたが役割を全うできました」と話し、本塁打については「久々にあんな高い弾道で打てたので状態は良いのかなと思います」と話した。
 また、野村も侍ジャパンデビュー戦での一発に「少し緊張しましたが、自分らしいプレーができました」とホッとした様子。韓国戦に向けては「長打力と足をアピールしていきたいです」と意気込んだ。

 中継ぎ投手陣も、金丸夢斗(中日)が2回3分の1を投げて1人の走者も許さず。これには井端弘和監督も「勢いよく腕も振れていましたし、ボールが先行しても落ち着いて投げていました」と称えた。
 8回も西口直人(楽天)が1四球のみの無安打無失点に抑えて、広島打線の反撃を阻止。9回を任された松山晋也(中日)が4安打で2点を失ったものの、2死から登板した森浦大輔(広島)が矢野雅哉をセカンドゴロに抑えて14対11で勝利を収めた。
 その後は無死二塁から再開される延長タイブレークの練習を1イニング行い(0対0)、貴重な実戦経験を積むことができた。

 試合後のミーティングはピッチクロックについてのことに時間が割かれ、その後には首脳陣がMLBの審判や担当者に質問し意見を求めるなど、新ルールへの対応に重きが置かれていることが十二分に伝わってきた。
 宮崎強化合宿も残すところ2日。井端監督が「課題が出たところを潰していきたいです」と話したように、週末(15日、16日)に東京ドームで行われる韓国戦に向けて、各自が課題を持って取り組む重要な2日間となりそうだ。

監督・選手コメント

井端弘和監督

「ピッチコムやピッチクロックはある程度大丈夫かなと思いました。捕手も大丈夫そうに見えましたが、聞くと“まだいっぱいいっぱいです”とのことでした。あとは外野の深いフライですぐに内野へ返球してしまって、1度全力で外野手が定位置に戻ることがあったので、チームとして上手くやる方法を考えたいです。大会使用球に適応している投手とそうでない投手がいましたが、まだもう一回投げるので少しでも良くなればと思います。打者も含めて実戦から離れている選手もいるので、今日の結果はそこまで気にしていません」

平良海馬(西武)

「(大会使用球)違和感なく投げられました。(ピッチクロック)まだまだ時間もあったので、次はゆっくり投げたいです。急かされている感はメチャクチャあるのですが、イニング間のクロックも余ったので、いつも通りの投球でいいかなと思いました。(ピッチコム)すぐに音声で聞こえるのでいいなと思いました。あとは単調にならず、余裕を持ってセットに入って、時間を確認しながら投げたいです」

大勢(巨人)

「(大会使用球)抜けて滑るイメージでしたが、不安なく投げられるようになってきました。フォークも扱えていましたし、まだまだのところもありますが、これからはフォームに集中していきたいです。(ピッチクロック)投げ急いでしまったのですが、あと7秒くらい使えたので、ルーティンなどを入れていきたいです。(韓国戦)最後のアピールチャンスなので思い描いているような内容、求められている結果を出していきたいです」

ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国

特設サイトチケット出場選手

日程

2025年11月15日(土)18:30 日本 - 韓国
2025年11月16日(日)19:00 日本 - 韓国

会場

東京ドーム

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