






沖縄セルラースタジアム那覇で行われた、2014SUZUKI日米野球シリーズ親善試合。今年最後のMLBオールスターチームとの試合は、侍ジャパンが6対4で勝利した。
初回、先発・武田翔太(福岡ソフトバンク)が自らの送球エラーで1番・エスコバルに出塁を許すと、2番・アルトゥーベに内野安打、そして3番・モーノーに犠牲フライを放たれ打者3人で先制点を献上。不安定な立ち上がりを攻められ、「リズムが悪かったのが反省点」と武田。その後は追加点こそ許さなかったものの、常に走者を背負う投球となって3回で降板。全81球中、38球がボール球と、制球に苦しんだ。
3戦連続で先制点を許してしまった侍ジャパンだったが、失点直後の2回表に、この日第4戦以来のスタメン出場となった今宮健太(福岡ソフトバンク)の今大会初安打となるタイムリーですぐさま同点。そして、この日は守備からリズムを作っていった。3回裏、1死一、二塁のピンチでショート・今宮が8番・ファウラーの三遊間への強いゴロをダイビングキャッチで捕球するファインプレーを見せると、続くビュテラのセンターへの大きな当たりも、この回から守備についた丸佳浩(広島)が機敏な動きでランニングキャッチ。さらに続く4回には今大会を通じて攻守で輝きを見せている菊池涼介(広島)が一二塁間への高いバウンドのゴロを前進しながらキャッチし、グラブトスで一塁へ送球するスーパープレーで球場を沸かせた。







今大会は、前日までに6戦(壮行試合を含む)をこなした侍ジャパンだが、この日の初回のエラーまで無失策という守備力の高さが際立っていた。この日は不運なイレギュラーもあって2つのエラーが記録されたものの、守備でビッグプレーが飛び出した直後のイニングで追加点をマークするなど、日本の武器である守備力の高さが攻撃のリズムを作った形となった。
試合はその後、MLBオールスターの4番・ロンゴリアの一発で1点差に詰め寄られるも、8回に1番・柳田悠岐(福岡ソフトバンク)、2番・菊池の連続タイムリーで3点を追加して逃げ切り勝ち。打線は本塁打こそ生まれなかったものの、今大会2度目の二桁安打となる11安打を放ち、8年ぶりの日米野球シリーズを勝利で締めくくった。
2014 SUZUKI 日米野球
試合日程・結果
- 11/10(月)侍ジャパン 0 - 1 福岡ソフトバンク・北海道日本ハム連合
- 11/11(火)阪神・巨人連合 7 - 8 MLBオールスターチーム
- 11/12(水)侍ジャパン 2 - 0 MLBオールスターチーム
- 11/14(金)MLBオールスターチーム 4 - 8 侍ジャパン
- 11/15(土)侍ジャパン 4 - 0 MLBオールスターチーム
- 11/16(日)MLBオールスターチーム 6 - 1 侍ジャパン
- 11/18(火)侍ジャパン 1 - 3 MLBオールスターチーム
- 11/20(木)MLBオールスターチーム 4 - 6 侍ジャパン
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