台湾・台南市にて開催されている「第4回 WBSC U-12 ワールドカップ」。前日のチェコ戦を13安打13得点で大勝した侍ジャパンU-12代表は、第2戦をオープニングラウンドグループAのメキシコと対戦。連勝を目指した試合だったが、一歩及ばず初黒星を喫した。
前日の試合で全打席出塁した岡田光平(ナガセボーイズ)を1番に置いたこの日。初回、その岡田が左中間を破るツーベースを放つもメキシコ先発C.MONJARASの素早いけん制球にタッチアウト。チャンスの芽を摘まれた侍ジャパンは先制機を逃した。
試合が動いたのは3回。それまでノーヒットに抑えていた侍ジャパンだったが、2番手の南澤佑音(大東畷ボーイズ)が2四球でピンチを広げると、一死1、3塁で迎えたメキシコ3番のJ.TIRADOにチーム初ヒットとなる右中間への特大ホームランを浴びる。
一気に3点をリードされた侍ジャパンはその裏、内野安打と四球で無死1、2塁のチャンスを作ると、岡田が低めの変化球をライトへ運び1点を返す。続く徳永光希(香芝ボーイズ)のセカンドゴロの間にさらに1点、そして二死3塁からは相手投手のボークにより同点に追いついた。
両チームとも追加点を奪えず試合は同点のまま終盤戦へ。それまで好投を続けていた3番手の加藤達哉(武蔵府中リトル)は5回、四球と2つの死球で一死満塁のピンチを迎えると、メキシコ4番のC.MONJARASに初球をセンターへはじき返され2点を失う。さらに、代わった山口滉起(大阪東リーグ)も1点を失い再び3点のリードを許した。
その裏、一死2、3塁から内野ゴロの間に1点、山口の浅い右中間へのタイムリーでさらに1点を追加。隙を突く走塁で2塁へ到達し、あきらめない姿勢でチームを鼓舞した。
1点差で迎えた最終回、その山口が120km/hを超える速球を武器に三者連続三振に抑える気迫のピッチングを見せるも反撃ならずゲームセット。一歩及ばず5対6で悔しい敗戦となった。
前日21安打のメキシコ打線をわずか3安打に抑えるも、四死球が絡み6失点を喫した侍ジャパン。次戦は30日(日) 日本時間19時30分より、前回大会で準優勝のチャイニーズ・タイペイと対戦。開催国との対戦に臆することなくチーム一丸で勝利を目指す。
第4回 WBSC U-12 ワールドカップ
大会期間
2017年7月28日〜8月6日
オープニングラウンド
7月28日(金)11:00 チェコ 0 - 13 日本
7月29日(土)15:00 日本 5 - 6 メキシコ
7月30日(日)19:30 チャイニーズ・タイペイ 中止 日本
7月31日(月)15:00 日本 中止 南アフリカ
8月2日(水)11:00 日本 31 - 0 南アフリカ
8月2日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 5 - 7 日本
8月3日(木)10:00 日本 15 - 0ブラジル
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
8月3日(木)15:00 日本 10 - 0 ニカラグア
8月4日(金)11:30 日本 3 - 6 アメリカ
8月5日(土)15:00 日本 6 - 5 韓国
3位決定戦
8月6日(日)15:00 日本 0 - 1 メキシコ
開催地
台湾 台南市
参加国
グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、チェコ、ブラジル、南アフリカ
グループB
アメリカ、韓国、オーストラリア、パナマ、ニカラグア、ドイツ