「第42回 日米大学野球選手権大会」第2戦が4日(日本時間5日)、米国・ノースカロライナ州ダラム・ブルズ・アスレチック・パークで行われた。連勝して王手を取りたい侍ジャパン大学代表だったが、アメリカ大学代表投手陣の前に打線が沈黙し、0対1で敗れた。
前日から打順を入れ替えた侍ジャパン大学代表。2番に上川畑大悟(日本大)、7番に勝俣翔貴(国際武道大)を置くも、198センチの長身から投げ込まれる先発ヘスの投球を捉えることができず、3回までノーヒットに抑えられる。
侍ジャパン大学代表の先発・松本航(日本体育大)も、変化球を織り交ぜながら150キロに迫る直球で次々と三振を奪う立ち上がり。3回を終えて1安打無失点7奪三振と圧巻の投球を見せ、前日に続き再び投手戦となっていく。
4回の開始前から降りはじめた雨により、試合は約1時間の中断。再開後、松本はコントロールが定まらない中、先頭打者ラッチマンに高めに浮いた球を痛打されレフトフェンス直撃の二塁打。無死2塁のピンチを招くも、この後の打者を三者連続で三振に切って取り、中断の影響を感じさせない投球でアメリカ打線を抑えた。
試合が動かないまま迎えた6回、先頭打者の児玉亮涼(九州産業大)がバントの構えでゆさぶり四球を選ぶと、すかさず盗塁。送りバントと死球で一死1、3塁のチャンスを作る。しかし上川畑の打球は浅いセンターフライ、続く辰己涼介(立命館大)は内野ゴロでまたも無得点。走者を出すもあと1本が出ず、得点を奪えないまま試合が進む。
先発の松本は7回を投げ3安打16奪三振の内容でリリーフにマウンドを託す。8回は伊藤大海(苫小牧駒澤大)が危なげなく三者凡退に抑え、9回は小郷賢人(東海大)が先頭打者にヒットを許すも続く打者を空振り三振、ライトフライに打ち取る。
ところが、二死からアメリカ大学代表6番ジャンの放った打球はライト線へ。佐藤都志也(東洋大)が手を伸ばすもわずかに届かずタイムリー三塁打。これが決勝点となった。最後は三者凡退に抑えられ、ゲームセット。好投を続ける投手陣を打線がわずか2安打と援護できず、接戦を落とした。
今大会の成績を1勝1敗とした侍ジャパン大学代表。第3戦は日本時間7日(土)午前8時より、ジョージア州ヒストリック・グレーソン・スタジアムにて開催される。