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試合レポート

終盤に追い上げるも一歩及ばず敗戦 3連敗で優勝を逃す

2018年7月9日

「第42回 日米大学野球選手権大会」第4戦が8日(日本時間9日)、米国・ジョージア州ルーザー・ウィリアムズ・フィールドで行われた。1勝2敗で迎え、負ければ米国の優勝が決まる一戦。侍ジャパン大学代表は終盤に追い上げるも一歩及ばず6対7で敗戦し、3連敗で優勝を逃した。

 前日に予定されていた試合は、雨天によるグラウンド不良で中止に。第4戦として開催された試合は、第3戦までの投手戦から一転、両チーム合わせ3本塁打が飛び出す展開となった。

 3回、今大会初めて打席に立った向山基生(法政大)がレフトへ先制のソロホームランを放つと、勢いにのった打線はアメリカ大学代表の先発パランテを攻め立てる。  四球をきっかけに二死2塁のチャンスを作ると、児玉亮涼(九州産業大)がセンターへタイムリーを放ち1点追加。さらに佐藤輝明(近畿大)が右中間へのタイムリー二塁打で、この回3点を先制する。

 侍ジャパン大学代表の先発は第2戦で7回無失点16奪三振と圧巻した松本航(日本体育大)。この日はコントロールが定まらない中、毎回走者を出すも粘りをみせ5回まで無失点に抑える。ところが6回、先頭打者に四球を与えると、ヒットと犠牲フライで失点。二死1塁からは9番ストットにホームランを浴び、試合は振り出しに。  さらに7回には四球とヒットでピンチを迎えると、タイムリー二塁打を浴び3対5と勝ち越しを許す。

 2点を追いかける侍ジャパン大学代表は8回、児玉亮涼(九州産業大)がバントヒットで出塁すると、伊藤裕季也(立正大)、佐藤都志也(東洋大)の連打で1点を返す。しかしその裏、小郷賢人(東海大)が2番フレッチャーに2ランを浴び再び突き放されてしまう。
 9回は主将の辰己涼介(立命館大)のヒットをきっかけに、二死1、3塁のチャンスを作ると、代打の逢澤崚介(明治大)がセカンド内野安打。悪送球が2つ重なり辰己、米満凪(奈良学園大)の2者がホーム生還し1点差に追い上げるも、反撃はここまで。最後は伊藤が内野フライに倒れ、一歩及ばず米国の優勝が決定した。

 前日予定されていた試合の振替となる第5戦は、日本時間10日(火)午前3時30分より、MLBアトランタ・ブレーブスの本拠地、ジョージア州サントラスト・パークにて開催される。13日に開幕する第29回 ハーレムベースボールウィーク2018(7月13~22日/オランダ)に向け、勝利で今大会を終わりたい。

第42回 日米大学野球選手権大会

大会概要 出場選手

大会期間

2018年7月4日~7月10日

第1戦 7月4日(水)8:05 アメリカ 0 - 1 日本
第2戦 7月5日(木)7:05 日本 0 - 1 アメリカ
第3戦 7月7日(土)8:00 アメリカ 3 - 1 日本
第4戦 7月9日(月)6:00 アメリカ 7 - 6 日本
第5戦 7月10日(火)3:30 日本 4 - 3 アメリカ
※開始時刻は日本時間(アメリカ:時差-13時間)

開催地

アメリカ

出場する国と地域

日本、アメリカ

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