6月27日、今年行われる国際大会に向けた侍ジャパン社会人代表選考合宿の最終日が埼玉県さいたま市のNITTSU浦和ボールパークで行われた。
午前中のみ行われた練習は、アップの後に走塁の測定、投手を含めたシートノック、フリー打撃、クールダウンなど3時間ほど行われた。4日目ということもあり各選手が大きな声を出すなど活気のある充実の練習で合宿を打ち上げた。
今後予定されている海外遠征や、10月に行われる第29回 BFA アジア選手権(台湾開催)に向けて、実り多き4日間となった。代表選手選考は、これまでの活動や第90回都市対抗野球大会(7月13日~25日/東京ドーム)でのプレーぶりなどをもとに評価され、24選手が決まる予定となっている。
監督・選手コメント
石井章夫監督
「一昨日、昨日と2試合行うことができ、収穫も課題も明確に見えました。今年から導入した測定でも投手の回転数や角度、打者のスイングスピードも十分にデータを取ることができました。(機器による測定は)個々の能力を感覚以外でも測りたいと思い、今年から導入しました。これをもとに違った角度から助言もできますし、選手も大きな関心を持っていました。(都市対抗では)海外のチームと戦うために必要な素質や技術を見ていきたいです」
佐藤旭主将(東芝)
「この4日間を通じて、雰囲気もすごく良くなりました。コミュニケーションをみんなが取ってくれたかなと思います。初日に“自チームと環境が違う中でも率先して動いて欲しい”と伝えたことをみんなが理解してくれました。練習試合は2試合とも負けてしまいましたが、“代表24名”と決定してからは侍ジャパンとしても負けられない戦いがずっと続きます。その中で今後はいかに勝つかを考えてやらねばいけないと思います」