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チームレポート

JX-ENEOSに2対1で競り勝つ 投手陣の好投や小深田大翔の打撃が光る

2019年10月10日

 10月10日、第29回 BFA アジア選手権大会(台湾・台中市で10月14日開幕)に出場する侍ジャパン社会人代表の直前強化合宿2日目が神奈川県川崎市のJX-ENEOS等々力グラウンドで行われた。

 午後から始まった合宿初の実戦は、好選手を多く擁するJX-ENEOSとのオープン戦となった。
 試合はいきなり動いた。「長打力も機動力もある」と石井章夫監督から期待され2番打者に起用された小深田大翔(大阪ガス)が、インコース寄りのストレートに上手く体を回転させ、ライトフェンスを超える本塁打を放ち先制に成功した。
 社会人代表の先発は堀誠(NTT東日本)。アジアウィンターリーグやアジア大会も経験している長身右腕は初回を三者凡退に抑える。2回には満塁のピンチを招くが、落ち着いて後続の打者を抑えるなど3回まで無失点。4回に相手4番打者に本塁打を打たれて同点とされるが、最少失点に留めた。

 初回以降、得点を奪えていなかった打線だが、6回再び小深田の打棒が光る。下川知弥(NTT東日本)が右中間への二塁打で出塁すると、続く小深田がセンターの頭上を越える二塁打を放ち勝ち越しに成功した。
 この1点のリードを小島康明(きらやか銀行)、阿部翔太(日本生命)が無失点で繋ぐと、最終回は石井監督から抑えとして期待されている嘉陽宗一郎(日本生命)が3人で相手打線を抑え、2対1と接戦を制した。

 試合後は、天然芝で行われるアジア選手権をにらみ、リード幅など走塁の確認も行い2日目が終了。合宿最終日となる11日はNTT東日本船橋グラウンドでNTT東日本と12時半からオープン戦を行う予定となっている。

監督・選手コメント

石井章夫監督

「投手は予定通りの起用をして、みんな悪くなかったですね。小深田は長打も機動力もあるので、大きな役割を担ってくれると思います。(途中出場の北村の好守による併殺もあり)これは大きなテーマとしているところ。堅実さだけで取れるものではないので今後も追求していきたいです」

小深田大翔(大阪ガス)

「(本塁打は)インコース寄りのストレートだったと思います。感触良く打つことができました。アジア選手権連覇に向けて自分の役割をしっかりと果たしたいです。持ち味の足を生かしていきたいです」

嘉陽宗一郎(トヨタ自動車)

「抑えは昨年のウィンターリーグで初めて任されましたが、先発と違って1イニングを全力で投げられるように準備しています。台湾と韓国は打線が強いので、変化球で逃げるのではなく、力負けしないようにストレートで押していきたいです」

第29回 BFA アジア選手権

大会概要 出場選手

大会期間

2019年10月14日~20日

オープニングラウンド
2019年10月15日(火)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 2 日本
2019年10月16日(水)19:30 日本 15 - 0 香港
2019年10月17日(木)13:00 日本 15 - 0 スリランカ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
2019年10月18日(金)13:00 日本 11 - 1 中国
2019年10月19日(土)13:00 日本 11 - 3 韓国
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

決勝戦
2019年10月20日(日)19:30 日本 4 - 5 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

開催地

台湾(台中)

出場国

グループA
チャイニーズ・タイペイ、日本、香港、スリランカ

グループB
韓国、中国、フィリピン、パキスタン

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