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

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8月11日、東京都内のグラウンドで侍ジャパン社会人代表の強化合宿2日目が行われた。
この日もグラウンドやブルペンであらゆる測定が行われた。50メートル走、立ち幅跳び、握力、メディシンボール投げ、アジリティーを行い、その後、打者はフリー打撃やシート打撃、ロングティーでも打球速度や軌道などを測定。投手陣はブルペンに入って球種ごとの投球の測定をした。
石井章夫監督は「測定の数値が全てではありません」と前置きしながらも「自分のプレーを可視化して個々の課題を見つける作業も必要かと思います」と意図を明かす。銀メダルを獲得した2018年のアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)でプロ選手が参加する韓国・台湾に対し、個々の能力の差を感じたからこそ「正面からぶつかっていけるような能力を高めていきたい」という方針だ。
また、この日にメンタルトレーニング研修を受けた佐竹功年(トヨタ自動車)や笹川晃平(東京ガス)はそれぞれ新たな発見があったと言う。
「今まで考えてきたことと合っている話もあって“やってきたことは間違いではなかった”とも思いましたし、声かけでは“こうした視点で言う必要もあるのか”など新たな発見もありました。」(佐竹)
「新しいことに挑戦している合宿だと感じます。“役割性格”という話もあって普段とは違う性格でプレーすることの大事さや、メダリストの心の持ち方など新しい発見がありました」(笹川)


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最大の目標となるのは2022年9月に行われる予定となっているアジア大会(中国・杭州市)での金メダル獲得。新型コロナ禍によって国際大会や遠征の実施などは今後も不透明な状況は続くが、石井監督は「個々の課題克服とチーム全体でどう意識を持っていくか工夫しながらやっていく1年になると思います」と気を引き締めた。
合宿は残り1日となるが、ここで得たものを各自が生かしていくことで、チーム力は確実に上がっていくことだろう。
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
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監督・選手コメント
石井章夫監督
「それぞれの選手が課題を明確にして動けていました。(東京オリンピックでのトップチームの金メダル獲得を見て)重圧がかかる中で終盤の逆転も多かったですし、チームプレーに徹して一丸となって戦っており素晴らしかったです。(アジア大会まで)もう1年しか無いんだなと感じましたが、2018年のアジア大会で課題は明確になったので、個々の能力を高めてもらえればと思います」
佐竹功年(トヨタ自動車)
「(昨年は代表活動ができず久々の合宿)この歳でも呼んでいただいて、やっぱり代表はより身が引き締まる思いがありますね。こうやって他のチームのトップ選手と比較もできるので有意義な時間です。(アジア大会について)初めて出た2014年大会は韓国とは戦うことすらできず銅メダルで、2018年大会では韓国に2連敗して銀メダルだったので、最大のライバルを倒したいという気持ちでやってきました。オリンピックでトップチームが金メダルを獲得したように、僕らもアジア大会で金メダルを獲得して社会人野球の価値を上げたいと思います。(オリンピックでは)トッププロ選手の献身的な姿を見て、いかにそうしたことが重要かを再認識しました」
笹川晃平(東京ガス)
「(石井監督や内川義久コーチと話し込む場面があり)僕の特長である手足の長さを生かして“スイングの弧は小さくならない方がいいんじゃないか”という話をしてくださいました。これは継続して極めていきたいと思います。(前回アジア大会では4番を務めたが)悔しい成績に終わったのでやり返したい気持ちがあります。日本の社会人野球でもやれることを示したいです」