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試合レポート

廣瀬隆太の決勝打や執念の継投策で逆転勝ち 最終戦で日米大学野球選手権史上2回目の快挙に挑む

2023年7月12日

 7月11日(日本時間12日)、「第44回 日米大学野球選手権大会」(日本時間13日まで)の第4戦がアメリカ・サウスカロライナ州のジョゼフ P. ライリー, Jr. パークで行われた。

 2勝1敗とアメリカ大学代表が王手をかけた状況で始まった一戦は、序盤に先発の下村海翔(青山学院大)が第1戦に続く素晴らしい投球を見せる。アメリカ大学代表の強力打線を5回まで無安打に抑える快投。打線は2回に渡部聖弥(大阪商業大)がレフトポール際に先制本塁打を放ち、今大会初先発の期待に応えた。それでも相手先発のトレイ・イエスベイジがこの本塁打1本のみの被安打で4回まで抑えるなど、引き締まった試合展開で5回を1対0で折り返した。

 試合が激しく動いたのは6回だ。6回表、被安打無しの下村を大久保哲也監督が「中3日で球数が80球近く(77球)になっていましたし武内の状態が良かったので」と、この回頭から武内夏暉(國學院大)に交代した継投が裏目に出る。武内は先頭のグリフ・オフェラルに二塁打を打たれると、続くJJウェザーホルトに左中間フェンスを超える2ラン本塁打を浴び、あっという間に逆転を許した。さらにケレン・カルペッパーにもレフトポール側への本塁打を打たれ、この回3点を失った。
 それでもその裏、先頭の天井一輝(亜細亜大)がしぶとくレフトへ運んで二塁打とすると、宗山塁(明治大)の1点差に詰め寄るタイムリーと西川史礁(青山学院大)のライト前安打、渡部のセカンドゴロで同点。3年生のクリーンアップトリオが勝負強さを見せた。
 さらにここで満を持して打席には第1戦でタイムリーとダメ押し本塁打を放った廣瀬隆太(慶應義塾大)。「ランナーが二塁にいたので、なんとか返そうと思いました」とコンパクトに振り抜いた打球はレフト前に落ち、西川が三塁を回ってヘッドスライディングで生還。すぐさまリードを奪い返した。

 そして7回以降は大久保監督が試合前から「総力戦」と言っていたように執念の継投策に打って出る。
 第2戦に先発し第5戦の先発の可能性もあった草加勝(亜細亜大)を投入すると、7回を三者凡退、8回も1四球こそ出すが上位打線から2死を奪い期待に応えた。また、草加の出した走者も細野晴希(東洋大)が相手4番のジャック・カグリオーンをセカンドゴロに抑えて返さず最終回に繋いだ。
 9回は前々日の第3戦で先発し6回途中まで3安打1失点に抑えた常廣羽也斗(青山学院大)が登板。中1日ではあったが、この日も力強いストレートとキレの良い変化球でアメリカ大学代表打線から連続三振を奪うと、最後はサードゴロに仕留めて試合終了。4対3と競り勝ち、優勝の行方は最終戦に持ち込まれた。
 2007年の第36回大会以来2回目となるアメリカ開催での優勝という快挙を目指し、日本時間13日7時半から運命の最終戦に臨む(会場は同じくジョゼフ P. ライリー, Jr. パーク)。

監督・選手コメント

大久保哲也監督

「序盤は渡部の本塁打で勢いづきましたし下村がよく投げてくれました。そして6回裏によくぞすぐさま点を取り返してくれました。渡部はフリー打撃がすごく良かったものですから第3戦からの先発起用も考えていたほどでした。優勝するためにアメリカに来たので、明日もなんとしてでも勝ちたいです」

草加勝(亜細亜大)

「いつも通りマウンドに上がることができました。ただ前の試合で打たれて迷惑をかけていたので、なんとしても抑えようと思いました。ストレートで押すことができたのが良かったです。明日の起用法は分かりませんが与えられた役割をしっかり全うしたいです」

下村海翔(青山学院大)

「通用するボールは分かっていたので相手の怖さをそこまで感じずに投げることができました。今日は生命線であるストレートで差せていましたしカーブ、スライダー、カットボールも良かったです。今回のマウンドは傾斜が緩かったのですが上手く対応できました」

渡部聖弥(大阪商業大)

「本塁打はストレートを狙っていました。今日はスタメンと聞いて張り切っていました。勝利に貢献できる一打が打てて嬉しいです。同点の場面は追いつくことが大事だと思ったので、安打がベストではありましたが最低でも内野ゴロを打とうと思いました。アメリカの投手はモーションが速いのですり足にしてコンパクトに振るようにしています」

第44回 日米大学野球選手権大会

大会概要 出場選手

大会期間

2023年7月8日~7月13日

試合日程
7月8日(土)7:00 アメリカ 2 - 5 日本
7月9日(日)7:00 日本 5 - 8 アメリカ
7月10日(月)6:00 アメリカ 5 - 0 日本
7月12日(水)7:30 日本 4 - 3 アメリカ
7月13日(木)7:30 アメリカ 2 - 6 日本
※開始時刻は日本時間(ノースカロライナ/サウスカロライナ:時差-13時間)

開催地

アメリカ

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