8月29日、「第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(8月31日から9月10日/台湾)に出場する侍ジャパンU-18代表の直前合宿最終日が行われた。
9時の練習開始を前に、馬淵史郎監督は選手たちを集め、前日の「侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」(大学代表と対戦し0対8で敗戦)の反省や課題の事項を共有。守備などで細かいことを突き詰めていく必要性や投手陣の球がシュート回転となっていたことに触れ「修正力の高い選手しか選んでいないので」と選手たちを信頼した上で、精度向上を求めた。
その後に行われたウォーミングアップでは各選手が疲れを吹き飛ばそうとするかのように大きな声を出し、活気のある練習開始となった。
2時間弱行われた打撃練習では、フリー、ティー、バントに分かれて、それぞれが1球を大切に集中力高く取り組んだ。また、その間には前夜に失策を喫した森田大翔(履正社)らが岩井隆コーチのノックを受け、人工芝での守備を確認する作業。投手陣は外野の日陰でストレッチやトレーニングを行い、希望者はブルペンに入り、軽めの調整で大会本番に備えた。
その後は野手全員でスクイズの際のバントと走塁練習を実施。スクイズの経験の無い森田が最初はやや苦戦していたが、岩井コーチの助言を受けると中盤以降は確実に決められるようになり、高い対応力を見せた。
そして13時を前に練習は終了。30日の出国に向けて準備に入った。
台湾に現地入りして以降は、31日に公式練習を行い、9月1日からオープニングラウンドを戦う。まずはオープニングラウンド5試合で、同ラウンド上位3チームに与えられるスーパーラウンド進出を狙う。
第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ
大会期間
2023年8月31日~9月10日
オープニングラウンド
9月1日(金)19:30 日本 10 - 0 スペイン
9月2日(土)19:30 日本 7 - 0 パナマ
9月3日(日)17:35 アメリカ 3 - 4 日本
9月4日(月)21:00 ベネズエラ 0 - 10 日本
9月5日(火)19:30 日本 0 - 1 オランダ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
9月7日(木)15:30 日本 7 - 1 韓国
9月8日(金)11:30 日本 10 - 0 プエルトリコ
9月9日(土)19:00 チャイニーズ・タイペイ 5 - 2 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
決勝
9月10日(日)19:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 2 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
開催地
台湾
出場する国と地域
グループA
メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、韓国、オーストラリア、プエルトリコ、チェコ
グループB
日本、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、スペイン