7月24日、「ラグザス presents 第8回 WBSC U-12野球ワールドカップ2025」(台湾・台南市で7月25日から8月3日まで)の開幕を翌日に控え、初優勝を目指す侍ジャパンU-12代表が公式練習と公式記者会見に参加した。







前日に台湾入りした選手たち。この日、開催地であるTainan City's Asia-Pacificのメイン球場で行われた公式練習は1チームあたり75分が割り当てられた。首脳陣からの「時間が限られているのでテキパキやっていこう」という呼びかけもあってウォーミングアップやキャッチボールから活気ある雰囲気で行われ、シートノックやシート打撃でも選手間で声をかけ合い連係。首脳陣からの指示も日に日に具体性が増す充実の内容となった。
ただ、大久保秀昭監督は練習を終え「日に日にチームらしくなりつつあります」としながらも「声も出るようになりましたが。まだ大人(首脳陣)の方が元気ありますから、2ランクくらい引き上げたいです」と発展途上であることを明かした。また、試合を重ねていきながらチームを完成させていきたい意向を示した。
助言も段々と具体的になっていることについては「性格とプレースタイルのイメージができてきて、コーチ陣とも共有できているので、なんとか形にしていきたいです」と話した。体調を崩し大事をとって休養していた清水亮多(横浜リトルリーグ青葉緑東)も、この日から全体練習に復帰。シート打撃でも問題無く腕を振り「ストライクを入れる能力が高そうなので戦力になってくれると思います」と期待した。
開幕戦の重要性については前々回と前回のU-12W杯の監督を務めた侍ジャパントップチームの井端弘和監督からも伝えられており「相手を考えすぎずに、きっちり日本らしい野球をして良いスタートを切りたいです」と抱負を語った。







夕方からは公式記者会見に選手団全員で出席。全出場チームが集まる華やかな雰囲気の中、CTガールズのダンスを見たり、台南市長の挨拶を聞いたりした後、記念撮影が行われた。
いよいよ始まるU-12W杯。まずはオープニングラウンド突破を目指し、日本時間25日15時半から始まる初戦のドイツ戦に全力を注ぐ。
選手コメント
外山泰基(福岡ベースボールポニー)※主将
「初戦の立ち上がりからしっかりしたいですし、勝ちたい思いが強いので緊張しています。みんなが私生活もプレーもレベルが上がっているのでチームのレベルが上がっていると思います。食事も支障ないですし体調も良いです。ヒットやホームランを打てる準備をしたいですし、主将としても責任ある行動をしていきたいです」
ラグザス presents 第8回 WBSC U-12野球ワールドカップ2025
大会期間
2025年7月25日~8月3日
オープニングラウンド(グループA)
7月25日(金)15:30 日本 - ドイツ
7月26日(土)15:30 日本 - キューバ
7月27日(日)19:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
7月28日(月)15:30 メキシコ - 日本
7月29日(火)11:30 日本 - オーストラリア
スーパーラウンド
7月31日~8月2日
決勝・3位決定戦
8月3日
開催地
台湾(台南)
出場する国と地域
グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、キューバ、オーストラリア、ドイツ
グループB
アメリカ、韓国、パナマ、ドミニカ共和国、チェコ、南アフリカ