11月14日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(2023年11月16~19日/東京ドーム)の開幕を2日後に控え、千葉県のZOZOマリンスタジアムで希望者による練習と、都内ホテルで監督会議が行われた。
前日に「侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2023」を打ち上げ、東京入りしていた選手たちは、個々の判断に委ねられ、練習には早川隆久(楽天)、隅田知一郎(西武)、赤星優志(巨人)、吉村貢司郎(ヤクルト)、藤原恭大(ロッテ)が参加。藤原は室内のみで調整を行ったが、4投手はグラウンドでコンディショニング調整やキャッチボール、早川・赤星・吉村はブルペン入りし捕手を座らせて投球練習を行った。
今大会で「第2先発」(2番手として複数イニングを投げる起用)の可能性もある吉村はブルペンで36球を投げ込んだ。「状態が良くなってきているので、自分のできることをしっかりやっていきたいです」と手応えを語り、「どんな起用でもやることは変わりません。普段の試合を観て選んでくださったと思うので、何も変えずに投げられるよう準備したいです」と、いつも通りの調整で臨むことを明かした。
また、井端弘和監督は集まった報道陣に対応。打線については「まだ迷っています」と明かし、特に「どこに置いても効果的なので」と小園海斗(広島)の置く位置を思案しているようだ。12日の練習試合では5番で起用され3安打。その際は下位打線にも万波中正(日本ハム)や坂倉将吾(広島)といった自チームでは中軸を担っている打者がいたため、4番打者の後に、再びチャンスメイクをして打線に厚みを与えていた。一方で好調であれば、より打席が回る可能性がある上位に置くことも手の1つだ。
大会に向けては「練習試合は久々の実戦だったからか打者は“見る”ということが多かったですが、大会では自分から行く姿勢が大事になっていくと思います」と積極性が鍵になると展望。監督としても「気持ちを固めて試合に入り、後手後手にならないようにしたいです」と意気込んだ。
開幕前日の15日は、東京ドームで2時間の公式練習を行い、16日の開幕戦(対チャイニーズ・タイペイ/19時試合開始予定)に臨む予定となっている。