8月30日、『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』開催概要発表記者会見と侍ジャパン新ユニホーム発表記者会見が都内のホテルで行われ、侍ジャパントップチームの井端弘和監督が出席。近づく大会に向けた緊張感や抱負、新ユニホームの感想などを語った。
まず行われた『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』開催概要発表記者会見では、WBSCのリカルド・フラッカーリ会長、一般社団法人日本野球機構の榊原定征コミッショナー、侍ジャパントップチームの井端監督が出席した。
フラッカーリ会長は大会について「世界最高レベルの野球を国際舞台で披露できることに胸の高まりが止まりません」「昨年のWBCでは特に日本のファンの情熱が突出していました。今大会も最高の雰囲気を作ってくれるでしょう」と高揚感や期待を示した。また、今大会にあわせて『ヒューガン WBSC eプレミア12 2024』の開催も発表した。
続いて榊原定征コミッショナーは今大会を「国際的な野球の普及と振興を考える上で重要な役割を担う」と位置づけ、「大会の成功とさらなる発展のために協力を惜しまず努力を続ける所存であります」と誓った。
そして井端監督は大会が迫ってきていることに触れ「緊張感がかなり出てきています。連覇を目指して頑張りたいです」と引き締まった表情で話した。
その後行われた質疑応答でも、「優勝を狙っていますし、長く日本が世界一であるために若い選手に良い経験を積み、良い結果を出せるようにしていきたいです」と構想を明かし、自身のプロ野球のキャリア(中日と巨人でプレー)と重ね合わせ「私のプロ野球人生も、この大会も、名古屋で始まり東京で終わる。縁を感じますし、(開幕戦が行われる)ナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)で勢いをつけて、(スーパーラウンド、決勝戦が行われる)東京ドームで優勝したいです」と抱負を語った。
さらに新ユニホーム発表記者会見の際には、「どんどん軽量化されていますね」と着用の感想を語るとともに、このユニホームで行う最初の試合である『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ』(11月9日と10日にバンテリンドーム ナゴヤ)について「結束や団結を高めていきたいです」とチームワークの向上に重点を置きたい意向を明かした。また、井端監督を支える吉見一起投手コーチはビジターユニホームのデザインを「今までにないグラデュエーションデザインで、かっこいいですし新鮮です」と感想を述べ、チェコとの2試合については「調子の良い投手をしっかり見極めていきたいです」と抱負を語った。
連覇を目指すプレミア12の概要や新ユニホームが発表され、大会が近づいてきていることを実感した1日となった。現在、議論や検討が重ねられているチーム編成含め、今後の動きにも注目していきたい。