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試合レポート

U12アジア選手権が開幕 石﨑悠士郎の3ラン本塁打など大量16得点の大勝で好発進

2024年11月23日

 11月23日、愛媛県松山市・今治市にて「第11回 BFA U12アジア野球選手権」が開幕。2回目の優勝を目指す侍ジャパンU-12代表は、松山市の坊っちゃんスタジアムでオープニングラウンド・グループAの中国戦に臨み、16対0の4回コールド勝ちを収めた。

 前日のミーティングで仁志敏久監督から「今日の夜から準備は始まっている。登板予定のピッチャーは不安かもしれないから、周りはサポートしてあげるようにね」と伝えられた選手たち。試合当日、球場へ向かうバスの中では試合の抱負を語り合い、初戦白星に向けた気合は十分な様子。ウォーミングアップから大きな声をグラウンドへ響かせ、コミュニケーションも十分に取りながら試合に向けた準備を進めた。

 開幕戦のマウンドを託されたのは福田周吾(IBCレイカーズ)。11月初旬に行われた強化合宿や直前合宿を通じて、速いストレートや登板への準備姿勢などを江尻慎太郎投手コーチから高く評価されていた。ブルペンで福田の投球を見た池田夏唯(下馬ジュニアクラブ)は「今日の周吾はえぐい」と思わず口に出す。福田の球を受けるのは惣宇利銀河(神明サンダーズ)。主将として、そして守備の要としてもチームを牽引する。

 先発の福田は少し緊張気味だったものの、ストライク先行の攻めの投球を披露。2つの空振り三振を奪い、初回をわずか10球で無失点に抑える。
 福田の好投の流れに乗りたい1回裏の攻撃。2番・惣宇利が安打を放ち、古畑太誠(深川ジャイアンツ)と漆崎一輝(ドラゴン中藤スポーツ少年団)が2者連続で四球を選んでチャンスを満塁に広げる。すると、試合前の打撃練習から広角へ鋭い打球を飛ばしていた中村豪志(枝吉パワーズ)が適時打を放って幸先よく2点を先制。続く石﨑悠士郎(本郷北学童野球クラブ)からはレフト方向へ特大の一発が生まれ、さらに3点を追加。この回は打者9人の猛攻となり、選手たちは得点を重ねるたびに喜びを爆発させた。

 続いてマウンドに上がったのは一寸木健翔(西湘シーホース)。緩いカーブと110キロ超えのストレートを駆使し、2三振を奪って無失点に抑えた。
 2回裏の攻撃でも侍ジャパン打線は止まらない。1番・峰岸走太朗(菱・境野フューチャーズ)がバント安打で出塁すると、俊足を活かしてすかさず盗塁を決める。そして相手の失策や暴投で1点を追加。2番の惣宇利は四球で出塁すると、この日2個目の盗塁を記録。 その後相手の暴投で三塁へ進み、古畑のサードゴロの間にホームへ帰還する。続いて中村が2本目の安打・2個目の盗塁でチャンスを作り、前の回に本塁打を放った石﨑がタイムリー二塁打でまたもやランナーを返す。「体の力があるので長打に期待していました」という仁志監督の期待通り、石﨑は2安打5打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。
 その後も西谷内駿希(松任若体スーパースターズ)と杉浦颯真(保々ジュニヤーズ)が連続で四球を選んで満塁のチャンスを作り、峰岸のタイムリーと相手の失策の間に3点を追加。さらに惣宇利の四球と古畑の安打で再びランナーを溜め、漆崎の打球を遊撃手が捕球できずに1点を追加し(記録は内野安打)、打者14人で9得点を挙げるビッグイニングとなった。

 3回には打撃で大活躍の石﨑が登板。精度抜群の低めのストレートを武器に空振りを量産し、打者3人を10球で無失点に抑えた。
 この回の攻撃も勢いが止まらない。好投を見せた石﨑がさっそく四球を選ぶと、立岩駿(古高松ブルースターズ)もヒットで続き、続く西谷内も四球で出塁。相手の暴投と惣宇利のショートゴロの間に2点を追加した。

 最終回となった4回表には古畑太誠(深川ジャイアンツ)が登板。伸びのあるストレートを低めに集め、振り逃げによる三振を含む4奪三振の無失点ピッチングを繰り広げた。ランナーを許した際には、ライトを守る杉浦が「丁寧にいこう」とチーム全体に声をかけた。
 大会規定により、試合は4回コールドで終了。侍ジャパンU-12代表はスーパーラウンド進出に向けて好発進を切った。試合後に仁志監督は「ひと通りみんな打てたので、次からはさらに自分らしさを発揮してくれるでしょう。今日出ていない子は明日が開幕です。オープニングラウンドはチーム全員が活躍できる場にしたいと考えています」と翌日以降への期待と展望を語った。

 次戦はオープニングラウンド・グループAの第2戦。11月24日14時より坊っちゃんスタジアムでフィリピンと対戦する。

選手コメント

福田周吾(IBCレイカーズ)

「昨日のミーティングで先発と指名されて、嬉しい気持ちも不安な気持ちもありました。でも、ブルペンに入った時は緊張よりワクワクの方が大きかったです。今日のピッチングは球も伸びて、いつもより良かったと思います。明日は試合に出なかったとしても、自分にできることを精一杯やって勝ちたいです」

石﨑悠士郎(本郷北学童野球クラブ)

「試合に入る前はちょっと緊張していました。初回のホームランは最初レフトフライかと思いましたが、入ってびっくりしたし嬉しかったです。ピッチャーとしてはストレートが決まって、カーブでも空振りが取れました。このチームなら絶対優勝できるので、調子を維持してスーパーラウンドへ行きたいです」

第11回 BFA U12アジア野球選手権

大会概要出場選手

大会期間

2024年11月23日~11月29日

オープニングラウンド(グループA)
11月23日(土)10:30 日本 16 - 0 中国
11月24日(日)14:00 フィリピン - 日本
11月25日(月)14:00 日本 - インド

スーパーラウンド
11月27日~11月28日

決勝・3位決定戦
11月29日

開催地

日本(松山・今治)

出場する国と地域

グループA
日本、中国、フィリピン、インド
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、タイ

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