今年7月に韓国・光州で開催される「第28回ユニバーシアード競技大会」のグループ分けが発表された。
グループ1は、日本、韓国、中国、フランス。グループ2は、アメリカ、チャイニーズ・タイペーイ、チェコ、メキシコとなった。
強豪・アメリカとは別のグループになったものの、開催国・韓国や、近年力を付けつつあるフランスと同グループとなり、予選から気は抜けない。とくに、韓国は、地元開催ということもあって、トップレベルの選手を揃えて臨んでくることが予想されるだけに、非常に盛り上がる一戦となりそうだ。
日本は、これまで大学代表で挑んだ国際大会では、未だ金メダルが遠い。
2002年から開催された世界大学野球選手権大会では、過去5回の大会で、日本は銀メダル2回、銅メダル1回。優勝は、アメリカ、キューバに独占され続けていた。
その中でも、日本開催となった2010年の第5回世界大学野球選手権は高い注目を集めた。投手では斎藤佑樹(早稲田大-北海道日本ハム)、菅野智之(東海大-読売ジャイアンツ)。さらに、野手では伊志嶺翔大(東海大-千葉ロッテ)、鈴木大地(東洋大-千葉ロッテ)など代表選手22名中、のちに16名がプロ入りしたほど選手が揃っていた。それでも、この大会でも、日本は準決勝でアメリカに敗れ、3位に終わっている。
また、もう一つの国際大会。オランダのハーレムで2年に1回開かれるハーレムベースボールウィークでも、2014年に開催された第27回大会では、山崎福也(明治大-オリックス)、山崎康晃(亜細亜大-横浜DeNA)、中村奨吾(早稲田大-千葉ロッテ)など、この年のドラフト1位指名選手が3名いるなど、前評判の高かったチームでも、最後は決勝でアメリカに敗れて準優勝。世界一への道は険しかった。
代表選手22名の発表は4月27日であるが、例年よりも早い時期から代表選考合宿で、31名の候補選手たちが善波達也監督から課題を聞き、この冬、磨きこんできた分、6月の最終強化合宿時にはすでにチームとして高い仕上がりをみせていそうだ。十分に対策を練った上で臨んでいくユニバーシアード競技大会では、グループ1を首位で突破し、その後の決勝リーグで、どれだけ本来の力を全員が発揮できるかが、優勝のカギとなるだろう。
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