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大会4日目の準々決勝はサヨナラ決着2試合を含む激戦

2016年6月9日

 第65回全日本大学野球選手権記念大会の4日目、準々決勝4試合が行われ、4強が出揃った。侍ジャパン大学代表候補選手の活躍はもちろんのこと、サヨナラ決着2試合を含む激戦の模様をレポートする。

逆転に次ぐ逆転

 17時50分に開始され、ナイターゲームとなった第4試合は誰もが予想だにしない劇的な試合展開となった。
 初回に上武大は、鳥巣誉議内野手(3年)の犠牲フライと長澤壮徒外野手(4年)のレフトスタンド中段に飛び込む2ラン本塁打で3点を奪うと、そのリードを左腕・寺沢星耶投手と吉田高彰捕手(侍ジャパン大学代表第一次候補選手)の2年生バッテリーで守っていき、そのまま最終回へ進んだ。
 だが、東北福祉大が井澤凌一朗外野手(4年)の2点タイムリー二塁打で1点差に迫る。ここで上武大は寺沢から宮川哲投手(3年)へスイッチするも、今大会好調の浅沼佑亮外野手(4年)の当たりはレフト前へ。これを上武大の市根井隆成(2年)は飛び込んでノーバウンド捕球をアピールするも、判定はセーフ。これで同点に追いつくと、続く代打・古川澄也外野手(2年)のタイムリーで勝ち越し、東北福祉大が土壇場で試合をひっくり返した。
 しかし、まだ試合は終わらなかった。上武大は鳥巣の安打と相手失策で1死一、二塁のチャンスを作ると、市根井が意地の同点打。9回表の守りで惜しくもアウトを取れなかった市根井が気迫の一打を放った。
 そして最後は小豆澤誠内野手(3年)のライト線を破るサヨナラタイムリーで上武大が劇的なサヨナラ勝ち。
 上武大・谷口英規監督は「最後まで選手たちが前を向いて戦ったのが勝因です」と逆境を覆した選手たちを讃えた。

中京学院大、亜細亜大も破り準決勝へ

 全国大会初出場ながら、ドラフト1位候補の吉川尚輝内野手(4年/侍ジャパン大学代表第一次候補選手)を中心に勢いに乗る中京学院大は、第1試合で東都大学リーグを制した亜細亜大も倒し、準決勝進出を決めた。
 中京学院大は、3回に戸田勇次外野手(4年)と吉川の内野安打で2死一、二塁のチャンスを作ると、石坂友貴内野手(3年)のレフト前安打で先制。吉川もこの間に積極的な走塁で三塁を陥れチャンスを広げると、続く山崎善隆捕手(4年)もタイムリーを放ち、吉川が2点目のホームを踏んだ。さらに4回にも南亮介(3年)のタイムリー三塁打など中京学院大は2点を追加。
 この援護をもらったエース左腕・栁川優太(4年)は粘り強い投球で亜細亜大打線を抑え、1失点完投勝利。打線も亜細亜大投手陣から12安打を放ち5-1と快勝した。

 一方、亜細亜大は先発した中村稔弥投手(2年/侍ジャパン大学代表第一次候補選手)は3回2失点と試合を作れずに降板。「自分の投球ができませんでした。(17日から始まる代表選考合宿では)自らの持ち味である制球力を意識して練習し直し、合宿に臨みたいです」と言葉少なに語った。

奈良学園大・宮本がサヨナラ弾

 奈良学園大と関西国際大の関西勢同士の対戦となった第2試合は、2-2のまま延長タイブレークに持ち込まれた。
これで3試合連続の延長タイブレークとなった関西国際大だが、昨日勝ち越し打を放った上田哲平内野手(4年)の打球は無情にも相手二塁手の正面をつき併殺打。すると10回裏に、奈良学園大・宮本丈内野手(3年)にサヨナラ満塁ホームランを浴び、2-6でサヨナラ負け。  関西国際大・鈴木英之監督(侍ジャパン大学代表コーチ)は「3連戦で特に投手陣がいっぱいいっぱいでした。前回の4強時と比べて力は劣り、投打の柱となる選手もいない中、選手たちは力を結集してくれました」と選手たちを労った。

中央学院大競り勝つ、無安打の伊藤諄は涙

 北海道勢初の優勝を目指す東海大北海道キャンパスは、第3試合で中央学院大と対戦。だが初回からミスが目立ち、伊藤諄内野手(侍ジャパン大学代表第一次候補選手)の失策や、遊撃手の2失策などで先制される。伊藤も5回に相手がスクイズを狙ったバントの小飛球を、ダイビングキャッチし併殺でピンチを守るなど意地を見せたが、打席では無安打に終わった。
 チームは6回に追いつくが、直後の7回に2つの押し出しで中央学院大に勝ち越されると、8回には代打の椿大内野手(2年)に本塁打を浴び、1-4で敗戦。
伊藤はチャンスでの凡退もあり悔し涙を流したが、チームを代表して参加する代表選考合宿(6月17日から3日間)に向けて「持ち味である思いきりのよい打撃をしたいです」と言葉を絞り出した。

全試合結果

準々決勝

中京学院大5-1亜細亜大
関西国際大2-6x奈良学園大(延長10回タイブレーク)
中央学院大4-1東海大北海道キャンパス
東北福祉大4-5x上武大

準決勝の対戦カード

6月11日・神宮球場
11:30中京学院大(吉川尚輝内野手)vs奈良学園大
14:00中央学院大vs上武大(吉田高彰捕手)

※カッコ内は侍ジャパン大学代表第一次候補選手
※6月10日は予備日のため試合開催なし

第40回 日米大学野球選手権大会

大会概要
出場選手
全日本大学野球連盟 公式サイト(外部サイト)

大会結果

第1戦 7月12日(火) 日本 2 - 1 アメリカ
第2戦 7月13日(水) アメリカ 0 - 1 日本
第3戦 7月15日(金) 日本 0 - 1 アメリカ
第4戦 7月16日(土) アメリカ 10 - 2 日本
第5戦 7月17日(日) 日本 5x - 4 アメリカ

大会期間

2016年7月12日~17日(※予備日7月18日)

会場

7月12日(火)、13日(水)ハードオフエコスタジアム新潟(新潟)
7月15日(金)明治神宮野球場(東京)
7月16日(土)、17日(日)草薙球場(静岡)

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