8月6日(土)に開幕した女子野球の日本一を決める大会である「伊予銀行杯 第12回 全日本女子硬式野球選手権大会(愛媛県松山市にて開催)」も10日(水)に終了し、翌11日から侍ジャパン女子代表合宿が始まった。
初日は午後より活動開始。フリーバッティング、シートノックが行われた後に、西日本大学選抜(大阪体育大学と環太平洋大学からの選抜チーム)との練習試合が行われた。
侍ジャパン女子代表の先発は左腕の笹沼菜奈。先頭打者にヒットを打たれ、バントを挟んだのち3番・4番打者に連続安打を浴び先制される。笹沼は3回にもヒット5本を浴び3失点し、合計3回4失点と課題を残す内容となった。
その後リリーフした田中露朝も立ち上がりの4回にヒット2本と四球が絡み2失点とこちらも今後に不安を残すピッチングであった。
一方の打撃陣も7回でヒット4本。前日まで開催されていた全日本選手権に出場している選手も多く、その疲れからか全体的に打者の振りが鈍い印象が残った。また、2つの併殺打や牽制でアウトになる場面があるなど、大倉監督が目指す「細かい野球」とは違う試合展開に。3-6で敗戦となった試合後のミーティングでは、大倉監督から厳しい口調で檄が飛ばされた。
ミーティング後には急きょ追加の打撃練習が組まれ約45分間、フリーバッティングとロングティーを実施。主砲として期待される有坂友里香や石田悠紀子らが快音を響かせていた。
翌12日(金)もマドンナスタジアムで西日本大学選抜と試合を行い、13日(土)も午前中まで練習した後に解散となる。侍ジャパン女子代表は8月29日(月)より国内最終合宿を行い、9月3日(土)から韓国釜山で開幕する「WBSC第7回女子野球ワールドカップ」に5連覇をかけて臨む。
第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ
大会概要
第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ 出場選手(2016年7月10日発表)
大会期間
2016年9月3日~11日
オープニングラウンド
9月3日(土)19:00 カナダ 2 - 8 日本
9月4日(日)14:00 日本 12 - 0 オランダ
9月5日(月)14:00 日本 18 - 0 インド
スーパーラウンド
9月7日(水) 14:00 ベネズエラ 2 - 7 日本
9月8日(木) 19:00 日本 10 - 0 チャイニーズ・タイペイ
9月9日(金) 19:00 日本 10 - 0 オーストラリア
9月10日(土)14:00 日本 6 - 0 韓国
決勝
9月11日(日)18:00 日本 10 - 0 カナダ
会場
韓国釜山広域市キジャン郡
侍ジャパン女子代表候補 マドンナジャパン座談会
【第1回】マドンナジャパンの注目3選手の素顔
【第2回】3選手がそれぞれに感じる女子野球界の変化を語る>
【第3回】マドンナを目指す全国の野球女子たちに伝えたいこと