7月28日から台湾・台南市にて開催されている「第4回 WBSC U-12 ワールドカップ」の6日目、侍ジャパンU-12代表は南アフリカ共和国と対戦し31対0で勝利。23安打を放ち4回コールドで大勝した。
台湾への出発前、「海外では予想外のことが起こる。しっかり心構えさせていきます」と話していた仁志敏久監督。その言葉どおり、台風の影響で7月30日、31日の試合が中止となるなど大幅に日程が変更。スーパーラウンド前日の休養日となっていたこの日は、南アフリカ戦、チャイニーズ・タイペイ戦のダブルヘッダーに変更される予想外の展開に。しかし選手たちは仁志監督の期待に応え、集中力を切らすことなく試合へ臨んだ。
19時30分からのチャイニーズ・タイペイ戦を前に、11時に始まったダブルヘッダー1試合目。まずは1回、2者連続四球で1・2塁のチャンスを作ると3番の吉田耀(相模ボーイズ)がセンターへ2点タイムリーを放ち先制。バッテリーミスも絡み初回から5点を奪い試合を優位に進める。続く2回には5安打と3四球で8点を奪い、13対0。序盤から一方的な試合展開となった。
3回には打線が爆発。先頭の森大輔(中百舌鳥ボーイズ)がヒットで出塁すると一死後、米澤康太(枚方リーグ)から堀内謙吾(寿庄内ジャガース)まで四死球を挟み14連続安打、打者2巡の猛攻で南アフリカを圧倒。全員安打でこの回18得点を奪った。5番に入った米澤は5打数5安打4打点、3回には1イニングで3安打4打点の活躍を見せた。
大量援護をもらった先発の記虎太郎(大阪八尾ボーイズ)は油断することなく3回を1安打無失点。最終回は堀内謙吾(寿庄内ジャガース)が1回を1安打無失点に抑え、危なげなく勝利。大会規定(4回15点)によりコールドで勝利を収めた。
今大会の成績を2勝1敗とした侍ジャパン。日本時間19時30分からはダブルヘッダー2試合目、前回大会準優勝の強敵チャイニーズ・タイペイと対戦する。開催国との一戦に勝利し、明日からのスーパーラウンドに弾みをつけたい。
第4回 WBSC U-12 ワールドカップ
大会期間
2017年7月28日〜8月6日
オープニングラウンド
7月28日(金)11:00 チェコ 0 - 13 日本
7月29日(土)15:00 日本 5 - 6 メキシコ
7月30日(日)19:30 チャイニーズ・タイペイ 中止 日本
7月31日(月)15:00 日本 中止 南アフリカ
8月2日(水)11:00 日本 31 - 0 南アフリカ
8月2日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 5 - 7 日本
8月3日(木)10:00 日本 15 - 0ブラジル
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
8月3日(木)15:00 日本 10 - 0 ニカラグア
8月4日(金)11:30 日本 3 - 6 アメリカ
8月5日(土)15:00 日本 6 - 5 韓国
3位決定戦
8月6日(日)15:00 日本 0 - 1 メキシコ
開催地
台湾 台南市
参加国
グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、チェコ、ブラジル、南アフリカ
グループB
アメリカ、韓国、オーストラリア、パナマ、ニカラグア、ドイツ