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試合レポート

再開されたブラジル戦は猛打でコールド勝ち オープニングラウンド最終戦を白星で飾る

2017年8月3日

 台湾・台南市にて開催されている「第4回 WBSC U-12 ワールドカップ」。前日のチャイニーズ・タイペイ戦でスーパーラウンド進出を決めた侍ジャパンU-12代表は、オープニングラウンドの最終戦、ブラジルと対戦し15対0で4回コールド勝ちを収めた。

 2日前の1日(火)18時30分にスタートして3回途中に雨で中断、サスペンデッドゲームとなっていたこの試合。15時からのスーパーラウンド初戦のニカラグア戦を前に、中断していた3回裏の侍ジャパンの攻撃から再開された。

 曇り空の中スタートした2日前の試合、侍ジャパンは初回、森大輔(中百舌鳥ボーイズ)が左中間へ先制ホームランを放ち幸先良く先制。先発の加藤滉大(名東千種リトル)も2回に2つの四球でピンチを招くが、併殺と三振に打ち取り無失点。侍ジャパンは試合を優位に進めた。

 雨が降り始めた3回、先頭の岡田光平(ナガセボーイズ)がヒットで出塁。2者連続四球で満塁のチャンスを作ると、強まる雨の中、米澤康太(枚方リーグ)の放った飛球はレフトが目測を誤り2点追加。ここでゲームは一時中断、再開を待つもさらに雨は強さを増しサスペンデッドゲームとなった。

 中断していた試合は3日(木)日本時間10時、3回裏一死1・2塁から再開。まずは打席に入った戸沢快生(秋田ファイターズ)が四球を選ぶと、一死満塁から中島大成(大阪南リトル)の一二塁間を破る2点タイムリーで7対0。ブラジルをさらに突き放す。
 4回にはフォアボールとヒットで得点を重ね、最後は加藤達哉(武蔵府中リトル)のライト前タイムリーで2者が生還し、4回15得点でコールド勝ちを収めた。

 慣れないゲーム、連戦の疲れの中、積極的な攻撃で勝利を掴んだ侍ジャパン。オープニングラウンド最終戦を15対0で大勝し、大会成績は4勝1敗に。A、B両グループの上位3チームで争われるスーパーラウンドには、グループAから日本、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ。グループBからアメリカ、韓国、ニカラグアがそれぞれ進む。
 オープニングラウンドで得た経験と日々強まる結束力を糧に、侍ジャパンが初優勝へ向け激戦に挑む。

第4回 WBSC U-12 ワールドカップ

大会概要 出場選手 放送予定

大会期間

2017年7月28日〜8月6日

オープニングラウンド
7月28日(金)11:00 チェコ 0 - 13 日本
7月29日(土)15:00 日本 5 - 6 メキシコ
7月30日(日)19:30 チャイニーズ・タイペイ 中止 日本
7月31日(月)15:00 日本 中止 南アフリカ
8月2日(水)11:00 日本 31 - 0 南アフリカ
8月2日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 5 - 7 日本
8月3日(木)10:00 日本 15 - 0ブラジル
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
8月3日(木)15:00 日本 10 - 0 ニカラグア
8月4日(金)11:30 日本 3 - 6 アメリカ
8月5日(土)15:00 日本 6 - 5 韓国

3位決定戦
8月6日(日)15:00 日本 0 - 1 メキシコ

開催地

台湾 台南市

参加国

グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、チェコ、ブラジル、南アフリカ

グループB
アメリカ、韓国、オーストラリア、パナマ、ニカラグア、ドイツ

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