侍ジャパンU-18代表、練習試合最終戦を2対5で敗れるも安田と清水が好調をキープ | U-18 | チームレポート | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

メニュー

日本語 English

チームレポート

侍ジャパンU-18代表、練習試合最終戦を2対5で敗れるも安田と清水が好調をキープ

2017年8月27日

「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)に出場する侍ジャパンU-18代表が8月27日、千葉県内の城西国際大グラウンドで城西国際大と練習試合を行い、2対5で敗れた。U-18代表は1回裏、一死満塁から五番・安田尚憲(履正社)の中前適時打で先制すると、押し出しで加点。先発の川端健斗(秀岳館)、2番手の田浦文丸(秀岳館)はともに3回1失点。3対2の7回から救援した三浦銀二(福岡大大濠)は味方の失策も重なり、勝ち越しを許し、計3失点を喫した。安田は9回にも痛烈な右前打を放って好調をキープしているが、全体としては打線がやや湿りがち。22日から始まった合宿も6日目。この日が3連戦の練習試合最終戦であり、疲労もピークだったようだ。

 逆転負けの中でも明るい材料は、8回から4番手として救援した清水達也(花咲徳栄)である。今夏の甲子園では先発・綱脇慧(3年)の後を受ける形で、埼玉勢初の全国制覇に貢献。この試合も自チームと同様、ストッパーとしての適性を見せている。8、9回とも先頭打者の出塁を許したものの、後続を断つ持ち味の粘りを発揮。2つの空振り三振は力のある高めの真っすぐ、そして得意のフォークで奪った。23日に甲子園決勝を戦い、24日は地元・埼玉へ凱旋。同準優勝の中村奨成(広陵)ともに、25日にチーム宿舎に合流し、26日から練習に参加していた。甲子園の疲労が心配されたところだったが、小枝守監督は「思ったよりも疲れが取れている。ただ、ここで油断すると、昨年の今井君(達也、現西武)みたいに、どこかでバランスを崩すことがある。少しずつだが使っていきたい」と話した。決勝以来となる実戦登板となった清水は「いろいろな球種を試せた。変化球でカウントを取り、ボール球で振らせることもできた」と手応えを口にした。日本の使用球よりも、一般的にすべるとされる、国際公認球についても「違いは感じない。気にしない方なので」と語った。

 ネット裏から投球を見守ったあるNPB球団スカウトは「フォークという絶対的なボールがあるのは魅力。あの体(182cm83kg)で150km/hを投げる高い能力があり、どこの球団も(ドラフトで)残っていれば、獲得したいのでは」と話した。清水はプロ志望届を提出する意向を持っているとみられ、今大会のアピール次第で、さらに評価を高めるはずだ。 今大会は10日間で最大9試合を消化する過密日程の中で、終盤を逃げ切るストッパーは重要な役割だ。昨年のアジア選手権(台湾)では広島新庄・堀瑞輝(現日本ハム)がフル回転し、胴上げ投手に輝いた。前出のNPB球団のスカウトは、清水について「無表情なのが良い」と、抑え向きであることを付け加えた。昨年の堀もピンチの場面で顔色一つ変えず、淡々と投げ込んでいた。堀には伝家の宝刀・スライダーがあり、清水はフォークというウイニングショット。落ちる系の変化球は、強振してくる外国人打者相手には効果的であり、清水の活躍の場も広がるはずだ。

 なお、小枝監督は会見で、改めて清水のストッパーを明言。清水は「ずっと、チームでも後ろなので、慣れはあります」と自信たっぷりに語った。このほか、指揮官は投手起用について、先発は川端、山下輝(木更津総合)、徳山壮磨(大阪桐蔭)、磯村峻平(中京大中京)の4人、中継ぎには三浦、田浦を配置する構想を披露。櫻井周斗(日大三)と丸山和郁(前橋育英)も野手兼任でスタンバイする構えだ。

 明日は午前中に汗を流し、夕方の便でカナダへ向けて出発する。

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ

大会概要 出場選手 放送予定

大会期間

2017年9月1日~9月11日

オープニングラウンド
9月1日(金)22:30 メキシコ 1 - 10 日本
9月3日(日)5:00 日本 0 - 4 アメリカ
9月4日(月)6:00 日本 7 - 2 キューバ
9月5日(火)3:00 オランダ 1 - 3 日本
9月5日(火)22:30 日本 12 - 0 南アフリカ
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

スーパーラウンド
9月7日(木)22:30 日本 4 - 3 オーストラリア
9月9日(土)6:00 日本 4 - 6 カナダ
9月10日(日)2:00 韓国 6 - 4 日本
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

3位決定戦
9月11日(月)1:00 カナダ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

開催地

カナダ サンダー・ベイ

参加国

グループA
カナダ、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、イタリア、ニカラグア

グループB
日本、アメリカ、キューバ、メキシコ、オランダ、南アフリカ

ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ チケット一般販売開始
ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

PARTNERS

DIAMOND PARTNERS

  • 日本通運
  • MUFG

OFFICIAL TITLE PARTNER

  • ラグザス株式会社

OFFICIAL PARTNERS

  • JTB
  • KONAMI
  • 興和株式会社
  • 花王 SUCCESS
  • JAPAN AIRLINES
  • コカ・コーラ

SUPPORTING PARTNERS

  • LAWSONticket
  • UNIQLO
  • mizuno