11月1日から5日にかけて行われる第9回 BFA U-15アジア選手権に出場する侍ジャパンU-15代表が、開催地となる静岡県伊豆市の志太スタジアムでの2次合宿2日目を行った。この日は雨天により、隣接する室内練習場で選手たちは汗を流した。また、武田勝コーチ(元日本ハム投手/石川ミリオンスターズ ヴァイスプレジデント兼総合コーチ)が自身の経験を踏まえてアドバイスする場面もあり、限られた練習ながら貴重な時間となった。
降り続く雨の中、室内練習場での練習を余儀なくされた侍ジャパンU-15代表だったが、前日に続き練習試合の相手となる予定であった千葉ファイターズの協力のもとで打撃練習など円滑に練習が行われた。
また、バッテリー中心の練習時間には武田コーチを中心に、しりとりをしながらの体幹トレーニングを行い、選手たちは試合にも通じる「頭を使いながら、体を動かす」ことを明るい雰囲気の中で実践した。また、武田コーチが自身の経験を踏まえたアドバイスを送り、選手たちは真剣な表情で聞き入った。
伊藤将啓監督(習志野市立第一中)は「千葉ファイターズの方々に打撃投手などの協力をしていただきありがたかったです」「武田コーチには、元プロの経験や(明るい振る舞いで)選手たちと話しやすい距離感にしていただいています」と感謝の言葉を並べた。
そして「ちょっとずつ選手たち同士の関係が深くなってきています。明日が実質最後の練習(※大会前日は公式練習のみ)となるので、しっかり詰めていきたいです」と、万全の調整ができるよう気を引き締めていた。
選手コメント
荻原吟哉投手(私立星稜中)
「コミュニケーションを取ってみんな仲良くなりましたし、やっとチームという感じがしてきました。夏の大会を終えても、星稜中で毎日練習をしてきたので体のキレも良いです。武田さんには雰囲気の作り方など教えていただき、豊富な経験を持った人と会って話す機会はなかなか無いので参考になりました。大会では日本代表の投手として、自分らしい制球力の高い投球をしたいです」