6日(日本時間7日)、「第42回 日米大学野球選手権大会」第3戦が米国・ジョージア州ヒストリック・グレーソン・スタジアムで行われた。今大会は第1戦、第2戦と投手戦を繰り広げてきたが、この日はエラーが絡み失点し、3対1で敗れた。
1勝1敗で迎えた第3戦。2大会ぶり19度目の優勝へ向け王手を取りたい侍ジャパン大学代表は、これまでリリーフとして登板していた伊藤大海(苫小牧駒澤大)が先発。初回からランナーを背負うも、要所を締める投球を見せた。
2回、伊藤はヒットと死球で一死1、2塁のピンチを迎える。ここでアメリカ大学代表が仕掛けたダブルスチールに、今大会初めてマスクを被った頓宮裕真(亜細亜大)が悪送球。あっさりと先制点を奪われた。
1点を追いかける侍ジャパン大学代表は3回、先頭の米満凪(奈良学園大)が四球を選び、送りバントで進塁。今大会初スタメンの渡邊佳明(明治大)が三遊間へヒットを放ちチャンスを広げる。しかし、続く辰己涼介(立命館大)は空振り三振に倒れ、守備妨害の判定もあり無得点に終わる。
その裏、第2戦で盗塁を成功させている俊足のワトソンがヒットで出塁。伊藤はここでけん制を挟むが、悪送球となり進塁。さらに三塁を狙うワトソンへ渡邊の送球もエラーとなり一気にホームイン。悪い流れを断ち切れず、追加点を許してしまった。
援護したい打線は5回、先頭の米満が内野安打で再び出塁すると、一死から盗塁。その後さらに進塁し二死3塁のチャンスを作るが、辰己涼介(立命館大)が空振り三振。ところが今度はアメリカ大学代表のバッテリーエラーで振り逃げとなり、さらに送球間に米満がホーム生還。相手のミスで1点を返した。
しかし侍ジャパン大学代表の反撃はこの1点のみ。その後は8回にワイルドピッチで3点目を与え、全得点がエラー絡みとなり、課題の残る敗戦となった。
白星発進から一転、優勝へ王手をかけられてしまった侍ジャパン大学代表。負けられない第4戦は、日本時間8日(日)午前7時5分より、サウスカロライナ州ジョゼフ・P・ライリー・ジュニア・パークにて開催される。