16日、台湾・台中野球場にて第29回 BFA アジア選手権のオープニングラウンド第2戦が行われた。日本は香港と対戦し15対0の5回コールドで勝利。開幕2連勝を飾り、スーパーラウンド進出が決定した。
この日は打線が初回に猛攻を見せる。まずは先頭・北村祥治(トヨタ自動車)のセンター前ヒットと四球で無死1、2塁のチャンスを作ると、森下翔平(日立製作所)がレフトオーバーのツーベースを放ち幸先よく先制。その後も打線がつながり打者一巡の猛攻で10点を奪い、試合を優位に進める。
先発の岡野祐一郎(東芝)は「ストレートの制球がよかった」と振り返るように、きっちりコースに投げ分け打者に的を絞らせず、初回から三振を奪っていく。岡野は3回を投げ、1四球9奪三振。すべてのアウトを三振で奪い、香港打線を圧倒した。
2回以降は香港の細かい継投の前に思うように得点を奪えず無得点が続く。ところが4回、先頭の佐藤竜彦(Honda)が変化球を振り抜くと、レフトフェンスを越えるホームランとなり勢いを取り戻す。四球と髙畠裕平(日本製鉄鹿島)のタイムリー、バッテリーエラーも絡み4点を追加した。
4回からマウンドに上がった藤井聖(JX-ENEOS)も2イニングを完璧に抑えノーヒットリレー。最後は二死満塁から辻野雄大(Honda)がタイムリーを放ち、大会規定の5回コールドで勝利した。
同時刻から行われていた試合でスリランカがチャイニーズ・タイペイに敗れたため、明日の試合を待たずにグループA首位でのスーパーラウンド進出が確定。次戦は17日(木)日本時間13時より、台中野球場にてスリランカと対戦する。
監督・選手コメント
石井章夫監督
「初回から得点したい中、相手のミスもあって大量得点できたので試合を進めやすくなりました。香港の継投に絞り切れないところもありましたが、集中して攻撃できました。ホームランが出たのはいい材料。順調に仕上がっていると思います」
岡野祐一郎(東芝)
「初登板でしたので緊張しましたが、捕手の鎌田さんのおかげで相手打線を抑えることができたのでよかったと思います。四球を1つ出したので、課題として次に活かしていきたいと思います」
佐藤竜彦(Honda)
「しっかり芯に当てようと考えて振った結果です。少しバットの先でしたが、うまく風に乗ってくれました。明日も今日のように5回コールドを目指して頑張りたいと思います」
第29回 BFA アジア選手権
大会期間
2019年10月14日~20日
オープニングラウンド
2019年10月15日(火)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 2 日本
2019年10月16日(水)19:30 日本 15 - 0 香港
2019年10月17日(木)13:00 日本 15 - 0 スリランカ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
2019年10月18日(金)13:00 日本 11 - 1 中国
2019年10月19日(土)13:00 日本 11 - 3 韓国
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
決勝戦
2019年10月20日(日)19:30 日本 4 - 5 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
開催地
台湾(台中)
出場国
グループA
チャイニーズ・タイペイ、日本、香港、スリランカ
グループB
韓国、中国、フィリピン、パキスタン