7月8日、第30回 ハーレムベースボールウィーク2022がオランダ・ハーレムで開幕。侍ジャパン大学代表が出場している日本は開幕戦でキュラソー(オランダ領)と対戦した。
この大会には前回大会(2018年)で優勝した日本に加え、キュラソー、アメリカ、キューバ、イタリア、地元のオランダが参加。6チーム総当たりでオープニングラウンドを戦い上位4チームが準決勝に進出する方式となっている(5・6位は順位決定戦へ)。
![第30回 ハーレムベースボールウィーク2022が開幕](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_1-1.jpg)
![鈴木英之コーチの話を聞く選手たち](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_1-2.jpg)
![開幕戦の先発は青山美夏人(亜細亜大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_1-3.jpg)
![辻本倫太郎(仙台大)がレフト前安打でチャンスを拡大](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_1-4.jpg)
![蛭間拓哉(早稲田大)が先制タイムリー](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_1-6.jpg)
![ホームを狙う宗山塁(明治大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_1-5.jpg)
その大事な開幕戦の先発マウンドを任されたのは、投手リーダーで全日本大学野球選手権優勝投手の青山美夏人(亜細亜大)。青山は初回こそ2安打を許したが、後続を空振り三振とショートゴロに抑えて先制を防いだ。
その後は、三塁手の辻本倫太郎(仙台大)の好守などもありテンポ良くキュラソー打線を抑えていき攻撃にも良いリズムをもたらす。
4回、一死から宗山塁(明治大)が四球を選ぶと、辻本がレフト前安打でチャンスを拡大し、打席には8番・蛭間拓哉(早稲田大)。ここで蛭間はしぶとくレフト前へ打球を運び、宗山が先制のホームを踏んだ。
この後は追加点を奪えなかったものの、ここから青山がさらにギアを上げていき5回には三者連続三振を奪うなどキュラソー打線を寄せ付けず。6回2安打無失点と期待に十二分に応える好投で重責を全うした。
![廣瀬隆太(慶應義塾大)はこの日2安打](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_2-1.jpg)
![盗塁を決める友杉篤輝(天理大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_2-2.jpg)
![最終回に登板した上田大河(大阪商業大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_2-3.jpg)
![青山美夏人(亜細亜大)、蛭間拓哉(早稲田大)、矢澤宏太(日本体育大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20220709_1_2-4.jpg)
最終7回は、表の攻撃で満塁のチャンスを生かせず嫌な流れとなり、その裏にマウンドに上がった上田大河(大阪商業大)もいきなり二塁打を打たれてピンチを招いた。さらに内野ゴロでランナーが進みチャンスを広げられたが、次打者の痛烈なライナーが辻本の正面に飛び、サードライナーによる併殺で試合終了。
初戦から薄氷を踏む戦いとなったが、1対0で逃げ切り大事な開幕戦をモノにした。
次戦は7月9日20時(日本時間)からMLBドラフト上位候補選手ら有望株の大学生で固めたアメリカと対戦する。