7月29日、侍ジャパンU-12代表が初優勝を狙う「第6回 WBSC U-12 ワールドカップ」(8月7日まで/台湾・台南市)が開幕。ドミニカ共和国の入国遅れ(この日到着)の関係で初戦が延期となったため、この日は約1時間半の最終調整が行われた。
この日の指定された練習は16時半からだったため、14時半からは初戦の相手となるアメリカの試合をテレビで視聴。井端弘和監督は開幕投手に指名した柏木春瑛(小平リトル)とともに自室でアメリカ打線をチェック。その上で「怯むなよ」と伝え、具体的な助言も授けた。
16時半からの練習は、きびきびとした動きの中にも各選手に笑顔が見られ、順調な調整ぶりが感じられるものとなった。この様子に井端監督は「チームの開幕が延びたことで良い調整ができました」と満足そうな表情で語った。
アメリカはこの日の初戦で24対0とチェコに圧勝。大柄な選手も多いが、井端監督が常々口にする「体で野球をやるんじゃない」との言葉通り、高い技術力とチーム一体の結束力で立ち向かう。
U-12代表の初陣となるアメリカ戦は、日本時間の30日15時半から行われる予定だ。
監督・選手コメント
井端弘和監督
「アメリカは高校生と言っても過言ではないくらいの体格差があるので、あの体に怯まずに自分たちのやれることをやって欲しいです。日本の良さを全面に出したいです。上手く試合に入れれば勝機があると思っているので、立ち上がりに集中していきたいです」
柏木春瑛(小平リトル)
「(開幕戦に向けて)すごくワクワクしています。しっかりと任された役割を全うしていきたいです。打たせて取ったり、三振を奪ったり、場面に応じた投球をしていきたいです。(アメリカの印象は)2、3番の打者がホームランを打っていたので、そこはしっかりマークしていきたいです。打撃では上位打線でしっかり点を取っていきたいです」
第6回 WBSC U-12 ワールドカップ
大会期間
2022年7月29日~8月7日
オープニングラウンド
7月30日(土)15:30 日本 6 - 21 アメリカ
7月31日(日)15:30 韓国 3 - 1 日本
8月1日(月)11:30 日本 15 - 0 チェコ
8月3日(水)15:30 ドミニカ共和国 5 - 2 日本
プレイスメントラウンド
8月4日(木)11:30 パナマ 0 - 5 日本
8月5日(金)15:30 日本 14 - 0 南アフリカ
8月6日(土)11:30 日本 - イタリア
決勝・3位決定戦
8月7日(日)
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
開催地
台湾(台南)
出場する国と地域
グループA
チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、ベネズエラ、パナマ、イタリア、南アフリカ
グループB
日本、韓国、アメリカ、ドミニカ共和国、チェコ