5月28日、第3回 BFA 女子野球アジアカップ ファイナルラウンドの3日目が香港の晒草湾遊楽場で行われ、侍ジャパン女子代表はインドネシアに対して27対0の4回コールドで大勝。3連勝を飾った。
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初回から完全に主導権を握った。先頭の小島也弥(九州ハニーズ)が死球で出塁すると二盗、三盗を決め、2番の楢岡美和(九州ハニーズ)が二塁打を放って早々と先制に成功する。さらにここから三浦伊織(阪神タイガースWomen)、川端友紀(九州ハニーズ)、村松珠希(はつかいちサンブレイズ)、英菜々子(埼玉西武ライオンズ・レディース)、岩見香枝(埼玉西武ライオンズ・レディース)、小島が安打を放つなど、打者のべ17人の猛攻で一挙12点を挙げた。 2回以降も、この日3打数3安打6打点の楢岡や5打数4安打の村松ら侍ジャパン女子代表打線の勢いは止まらず、4イニングで27点を挙げた。
また、投手陣は大きすぎる援護の一方で長い調整時間を強いられたが持ち味を発揮。先発の田中露朝(ZENKO BEAMS)はサイドハンドから力強いストレートで押して2回3奪三振、2番手の坂東瑞紀(阪神タイガースWomen)はストレートとカーブの緩急を生かした投球で2回4奪三振と、1人の走者も出さない完全リレーでインドネシア打線に付け入る隙を与えず、大差ながら最後まできっちりとした野球を展開した。
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グループBを3連勝で終えた侍ジャパン女子代表は29日の予備日を挟み、グループリーグA首位のチャイニーズ・タイペイと5月30日に対戦する予定となっている。
監督・選手コメント
中島梨紗監督
「(グループB3試合を終えて)20人全員を起用できたので、状態の良し悪しはありますが、すごく良かったです。ほとんどの選手が期待していた働きをしてくれていますし、前日のミーティングで話したことが翌日にパッとできているので、良いチームになってきているなと思います。アジアカップ残り3試合で、このチームが目指している野球・チームができていけばと思います」
楢岡美和(九州ハニーズ)
「昨日はチャンスで打てなくて悔しかったので自分で決めてやるという気持ちもありましたし、後ろに良い打者もいたので余裕を持って打席に入ることができました。好調時に右方向へ長打が出ることも持ち味なので、今日はその方向に大きい打球を打てたので調子を維持していきたいです。チームの雰囲気が良いので、もっと良くして一戦一戦を戦っていきたいです」
田中露朝(ZENKO BEAMS)
「緊張はありましたが初回の12点のおかげで気楽に投げることが出来ました。持ち味はスライダーですが、今日はストレートを中心に押すことができました。硬いマウンドは好きなので投げやすかったです。これからもチームの勝利に貢献していきたいです」
坂東瑞紀(阪神タイガースWomen)
「初登板で緊張しましたが、相手のタイミングの合っていないボールをどんどんと投げ込んでいくことができました。どんな場面で登板しても必ず抑えるという気持ちでチームの力になっていきたいです」
第3回 BFA 女子野球アジアカップ
大会期間
2023年5月21日~6月1日
グループB
5月26日(金)12:00 日本 10 - 0 韓国
5月27日(土)13:00 日本 7 - 1 フィリピン
5月28日(日)16:00 インドネシア 0 - 27 日本
※開始時刻は日本時間(香港:時差-1時間)
スーパーラウンド
5月30日(火)19:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 12 日本
5月31日(水)16:00 日本 15 - 0 香港
※開始時刻は日本時間(香港:時差-1時間)
決勝
6月1日(木)15:00 日本 8 - 3 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(香港:時差-1時間)
開催地
香港
出場国
一次ラウンド
グループA:インド、マレーシア、タイ
グループB:香港、パキスタン、インドネシア、スリランカ
ファイナルラウンド
グループA:チャイニーズ・タイペイ、中国、香港
グループB:日本、韓国、フィリピン