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試合レポート

水野蒼介らの好投で地元のチャイニーズ・タイペイと接戦を繰り広げるも延長タイブレークでサヨナラ負け

2023年7月29日

 7月29日、「第7回 WBSC U-12 ワールドカップ」(台湾・台南市/8月6日まで)のオープニングラウンド初戦となるチャイニーズ・タイペイ戦が日本時間19時半から行われ、侍ジャパンU-12代表は延長タイブレークの末に2対3でサヨナラ負けを喫した。

 メキシコとの開幕戦が雨天により延期となり、初戦がいきなり前回3位で、地元の応援団が大声援を送るチャイニーズ・タイペイとの対戦となったが、臆することなく序盤から互角の戦いを繰り広げた。
 1回表、先頭の舩山大翔(東名古屋ボーイズ)がセンター前安打で出塁するも、二盗に失敗し無得点に終わったが、吉見一起コーチから物怖じしない性格を買われ開幕投手に抜擢された水野蒼介(武蔵府中リトルシニア)がその期待に応え、裏の攻撃を三者凡退に抑えた。
 すると直後の2回表、1死から和田健吾(津ボーイズ)が二塁打で出塁すると、続く三ツ井蓮(松戸柏リトルリーグ)もレフト前安打で続きチャンスが拡大。ここで藪内雅也(堺ビッグボーイズ)が打ったキャッチャーゴロが相手失策を誘い先制に成功した。
 だがその裏、「リズムを変えるなどの工夫を冷静になってすれば良かったです」と水野が悔やんだように、味方失策も絡んだ3連打ですぐさま同点に追いつかれた。しかし、その後のピンチは三振、中堅手・小栗明(岐阜東濃リトルリーグ)の好捕と素早い送球による併殺でピンチを脱し、以降は両チームで我慢比べが続いた。
 その中で光ったのは「ミスは多少出ましたが良いプレーもたくさん出て100点満点です」と井端弘和監督が振り返った守備だ。内野陣が確実にゴロをアウトにしたことに加え、最終6回裏には鋭い当たりに対して左翼手・鈴木新大(船橋リトルリーグ)が「ダイビングキャッチは得意なので」と躊躇なく前に飛び込んでアウトを奪うなどして投手陣を助けた。

 そして1対1の同点のまま持ち込まれた7回からの延長タイブレーク(無死一、二塁から再開)では、7番からの攻撃ではあったが、8番・藪内の内野ゴロで1点をもぎ取り勝ち越しに成功した。だが、その裏に土屋春樹(墨田リトルリーグ)は緊張感の中で堂々した投球を見せたものの、キャッチャーゴロの間に二塁走者に本塁を突かれて同点に追いつかれると、最後は詰まらせた当たりが内野安打となってしまいサヨナラ負け。
 井端監督が「投手がすごく頑張ってくれましたし、キレの良い球を投げる相手投手に対して簡単にアウトにならないように食らいついていけたと思います」と振り返る粘りの試合展開を完全アウェイの状況の中で見せたが、白星発進とはならなかった。

 オープニングラウンド第2戦は日本時間30日19時半から、初戦でオーストラリアを7対3で破ったドイツと対戦する。

監督・選手コメント

井端弘和監督

「水野はこちらの想像以上の投球をしてくれましたし、相手をよく見て投球ができていました。タイブレークは打順の巡り合わせもあり、守備重視で組んだ下位打線で1点取れたことは大きかったです。緊張もあってか、こちらの指示を見ない・聞こえていない選手もいましたし、サインミスもあったので打つ・打たないよりも、そうしたところはしっかりやっていきたいです」

水野蒼介(武蔵府中リトルシニア)※5回4安打1四球1失点

「失点後は、バックにしっかり守ってもらおうと原点に返って絶対に抑えようと投げました。しっかりゴロを打たせて取ることができ、バックが守ってくれました。今日感じたことを復習、整理して次の投球で必ずやり返して勝ちたいです」

三ツ井蓮(松戸柏リトルリーグ)※チーム最多の2安打、30日のドイツ戦予告先発

「国内合宿であまり結果が出ていなかったので絶対に打ってやろうという気持ちで打席に立ったら2安打打つことができました。すごく緊張しましたが、ここで負けたらこの先良い結果出ないと思っていました。今日負けてしまったので、明日は自分の投球でチームに勢いを与えられるよう、ゼロで抑えて完封したいです」

第7回 WBSC U-12 ワールドカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2023年7月28日~8月6日

オープニングラウンド
7月28日(金)12:00 日本 (雨天延期) メキシコ
7月29日(土)19:30 チャイニーズ・タイペイ 3 - 2 日本
7月30日(日)19:30 日本 16 - 0 ドイツ
7月31日(月)15:30 ベネズエラ 7 - 1 日本
8月1日(火)12:00 日本 15 - 0 オーストラリア
8月2日(水)12:00 日本 12 - 6 メキシコ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
8月3日(木)12:00 日本 7 - 4 韓国
8月4日(金)12:00 アメリカ 0 - 7 日本
8月5日(土)12:00 ドミニカ共和国 1 - 13 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

3位決定戦
8月6日(日)15:30 日本 8 - 9 ベネズエラ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

開催地

台湾(台南)

出場する国と地域

グループA
日本、メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、オーストラリア、ドイツ
グループB
アメリカ、韓国、ドミニカ共和国、パナマ、チェコ、ニュージーランド

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