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髙橋隆慶の満塁弾や今里凌の4打点の活躍などでニカラグアとの練習試合を快勝

2024年9月2日

 9月2日、埼玉県の本田技研笠幡球場で「第5回 WBSC U-23ワールドカップ」(中国・紹興市で9月6日から15日)に出場する侍ジャパンU-23代表の直前合宿2日目が行われた。

 午前中から全体練習を行ったチームは、午後からは同じくワールドカップに出場するニカラグアU-23チームと練習試合を行い、大会本番へ向けてより実戦感覚を養った。試合は日本が投打で相手を上回り、8対1で勝利した(タイブレークを含めると9対1)。

 合宿初日の前日同様、日本の選手たちは午前の練習では打撃練習やトスバッティング、ロングティーなどをこなしながら体を作っていく。台風10号と暖かく湿った空気による記録的大雨の影響で初日からの合流が叶わなかった7名の選手たちも昼過ぎから合流。1日遅れで24名、すべての面子が出揃った。

 打撃練習ではアドバイザーとして参加している杉浦正則氏が登板した。1992年バルセロナ大会から3大会連続でオリンピック出場を果たし、1996年アトランタ大会では銀メダルを獲得するなど、アマチュア野球界の伝説的存在として有名な元右腕の突如の「登板」に、チームのムードも高まった。

 午前の練習を終えた日本は、昼食休憩を挟んで、ニカラグアとの練習試合に備えた。試合は上述の通り7名の選手の合流が遅れたことで、当初の予定よりも30分ほど遅らせて午後3時頃に開始した。

 後攻の日本は2回、5番の今里凌(日本製鉄鹿島)がライトフェンスを悠々と超える2点本塁打で先制すると、続く3回には髙橋隆慶(JR東日本)が一死から満塁弾を放ち、6対0とする。

 4回にはニカラグアの適時打で1点を返されるもその裏、満塁から再び今里による2点適時打で加点し、リードを広げる。一方、日本は先発の後藤凌寿(トヨタ自動車)を含め4人の投手を継投。ニカラグアに安打等で出塁を許す場面もあったが、1失点でしのいだ。

 その後、両軍はグランドに残り、予定していた通りタイブレークを行った。先攻・ニカラグアが犠打で走者を進めるも、無得点に終わると、日本は先頭打者の石井巧(NTT東日本)が快打。鋭い打球が転がる間に走者が本塁を踏んで、サヨナラ勝ちとなった。

 福島県いわき市で事前合宿を行っていたニカラグアはこの日、バスで約3時間をかけて練習試合会場の埼玉県川越市まで移動。チームに帯同する関係者によれば移動で疲れの表情を見せる選手もいたということだが、それでも笠幡球場へ到着するとすぐにグラウンドに出て体をほぐすと、到着から30分ほどで早くも打撃練習を始めるなど精力的だった。

 試合後には両軍の選手、スタッフらが笑顔で互いを称え合い、両軍を交えての記念撮影をして、解散となった。

 3日の侍ジャパンU-23代表は、午前からHondaとの練習試合と午後からの練習が予定されている。これをもって国内での直前合宿が終了となり、翌4日にワールドカップの開催国、中国へ向けて出立する。

監督・選手コメント

川口朋保監督

「今日はU-23ワールドカップのメンバー24人で戦う初戦でしたが、(先発)後藤の立ち上がりは非常に良かったので安心して見ていられました。キャプテンの野口がしっかりと口火を切るようなツーベース、それと今里のホームラン。その辺で先制点が取れたというのが非常に大きかったかなと思います。(ニカラグア代表の印象は)やはり海外の選手は独特の、日本人にはないような特徴のあるフォームやスイングの速さが個々にありました。こういう練習試合で経験できたことがこれからのU-23ワールドカップに繋がる、良い試合だったのではないかと思っています。シーズンを通して石井や村上は非常に良い働きをしています。私の中では1番、2番。特に村上の2番を意識しながら打線を組んでいます。4番の野口は安定していますからそこは任せて、しっかりと繋ぐ打線ができれば、もう少し楽に点が早く取れるのではないかと思います」

杉浦正則アドバイザー

「代表の合宿であれば結構時間がかかったりすることもあるのですが、同世代の選手が集まっているので、非常にまとまりのある良いチームだなと感じました。(打撃投手について)久しぶりでしたのでなかなかストライク入らなかったですけど、楽しかったですね。思い切ったスイングをする選手が多いなと感じました。日の丸を背負ってやってきた人間として、昨日のミーティングでもお願いはしましたけども、日の丸を背負ってやることにプライドを持ってやってほしいと思います」

後藤凌寿(トヨタ自動車)

「(先発について)ちょっと緊張して相手もどういうバッターかわからない状況でしたが、自分のピッチングをしっかり出せたというのは大きなところです。(先頭に安打を許すも無失点)バッティングを見ている感じだと(打球の)初速が速く打球も強くて、ちょっと怖いなという気持ちもあったのですが、その後はしっかり抑えられて波に乗っていけたかなと思います。日本のバッターとは違って打席でベースから少し離れて立つ選手が多く、最初は少し外のまっすぐなどを投げる時に戸惑っていたのですが、2回以降はそこにしっかり投げ切れて、自分のリズムに持っていけました」

今里凌(日本製鉄鹿島)

「(本塁打とタイムリー)1打席目は試合前から言われていたようにトライしていくということで、ファーストストライクを思い切り振りにいけた結果でもあったし、試合中に選手間で情報交換をしていてしっかり自分の中で整理して打席に入ることができたので、どちらも良い打席だったと思います。(塁上でのパフォーマンス)あれは野口主将がJAPANの「J」だと。日本と言えば侍なので、それ(J)で斬るという感じでやっています」

髙橋隆慶(JR東日本)

「(ニカラグア戦について)初めてこのユニホームに袖を通してやる試合ということで、結構緊張していたのですが、周りもU-23で同世代が多かったのでコミュニケーションも取りやすいですし、やりやすい環境ではあったので、試合が始まればいつも通りのプレーができたのかなと思います。(自身の満塁本塁打について)練習試合ですし、本戦に繋がる打席にするのが一番良い内容だと思うので、自分のスイングができた結果が本塁打に繋がったかなと思います」

第5回 WBSC U-23ワールドカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2024年9月6日~9月15日

オープニングラウンド(グループA)
2024年9月6日(金)20:00 日本 1 - 6 プエルトリコ
2024年9月7日(土)15:30 日本 2 - 0 中国
2024年9月8日(日)20:00 オーストラリア 1 - 4 日本
2024年9月9日(月)20:00 日本 7 - 1 コロンビア
2024年9月10日(火)20:00 イギリス 1 - 4 日本
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

スーパーラウンド
9月12日(木)20:00 日本 5 - 1 ベネズエラ
9月13日(金)15:30 ニカラグア 1 - 9 日本
9月14日(土)20:00 日本 2 - 1 韓国

決勝
9月15日(日)10:00 プエルトリコ 0 - 5 日本

開催地

中国(紹興市)

出場する国と地域

グループA
日本、オーストラリア、プエルトリコ、コロンビア、イギリス、中国
グループB
韓国、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、オランダ、ニカラグア、南アフリカ

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