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チームレポート

11月8日 宿命のライバル韓国戦特集/第4回

2015年11月7日

写真提供:室井昌也

 11月4、5日、世界野球プレミア12の韓国代表はキューバ代表との親善試合を行った。 今回の韓国代表は強力な打線に対し、投手力が劣るというのが大方の評価だ。そんな中で、4日の試合には、大きな期待を背負う左右の先発の柱がマウンドに上がった。

 先発したのは左のエース、キム・グァンヒョン(SK)。キム・グァンヒョンは140キロ代後半のストレートとスライダーを中心とした投球の投手だが、この試合では初回にカーブを3球、3回にはカーブを2球、チェンジアップを1球挟んだ。3回を投げ打者10人対し38球、被安打3、三振2という投球内容だった。

 キム・グァンヒョンは試合後、「コンディションは良い。8日(の日本戦)に合わせて準備しているので問題ないが、まだ先発かどうか監督から言われていないので、もし出たら勝てるように投げたい」と話した。またこの日の球種について、「日本は自分が直球とスライダーの投手だと知っている。ということで今日はカーブとチェンジアップを投げてみたところ、ボールにならずに空振りが取れた。そして、ヒットを打たれたことが自分にとってかえってプラスになった」と時折笑顔を見せながら、リラックスした表情で語った。

 2番手のマウンドには韓国先発陣の中で、唯一の右のパワーピッチャーであるイ・デウン(千葉ロッテ)が上がり、キューバの打者12人をパーフェクトに抑えた。全44球の内訳は、最速153キロのストレートの他、カーブ、スライダー、フォーク、ツーシームと投げ分け、捕手のカン・ミンホ(ロッテ)のサインに一度も首を振ることなくマウンドを降りた。

 高校卒業後、メジャーリーガーを目指し渡米したイ・デウンにとって、この日はプロとして初めて上がった韓国でのマウンド。「マウンドに上がった直後は緊張した」と話したイ・デウンだが、その後はいつも通りの投球が出来たと言い、「日本に関わらず、どのチームが相手でもいいピッチングをしたい」と涼しげな表情で語った。

 キム・インシク監督はこの2人の投球について「本当はキム・グァンヒョンには50球、イ・デウンには60球ぐらい投げて欲しかったが、キューバの打者が早いカウントで凡打するので、そこまで投げさせることが出来なかった。ピッチャーについて心配は多いが、今日投げた投手の状態は思ったより良く安心した」と話した。

 キム・インシク監督は今大会の目標に、「1次リーグ突破」を挙げる。「予選5試合のうち、3試合に勝てば、2次リーグに行けるのではないか」と謙虚な姿勢を貫いている。今回の試合で計算できる2投手が好投したことで、キム・インシク監督は胸をなでおろした。

 8日のプレミア12開幕戦は、日本と韓国のトップチーム同士の6年ぶりの対戦となる。過去10年間の対戦成績は5勝6敗で日本の1つ負け越し。試合内容は8回以降に決着がついた試合が11試合中7試合、1点差ゲームが4試合と、いずれも終盤までもつれる接戦が繰り広げられている。両チームの先発投手が安定感のある投球をすると、試合は8、9回に1点を争う戦いになるというのが、これまでの日韓戦の特徴。今回もそんな熱い戦いが見られるか。

世界野球WBSCプレミア12 開幕戦

日程試合開始球場カード放送チケット
11月8日
(日)
19:00札幌ドーム日本vs.韓国テレビ朝日系列発売中
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