3月5日に開幕した『2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ』(以下、WBC)。今回その対戦チーム紹介として、侍ジャパンが3月8日(19時から東京ドーム)に対戦するオーストラリアを紹介する。
WBCやプレミア12に継続して出場し、国際大会で着実に存在感を高めてきたオーストラリア代表。前回2023年のWBCでは、韓国、中国、チェコを相手に3勝を挙げ、初の準々決勝進出を果たした。
2大会連続の準々決勝進出、さらにはその先を見据えるチームを率いるのが、MLBでの実績に加え、かつて中日ドラゴンズにも所属したデービッド・ニルソン監督だ。
今大会のメンバーは、現役メジャーリーガーに加え、将来を嘱望される若手選手も揃い、前回大会以上に層の厚さが感じられる構成となっている。

野手陣で最も注目されるのは、2024年のMLBドラフトで全体1位指名を受けたトラヴィス・バザーナだ。2024年のアメリカの大学シーズンでは打率.407を記録した強打の二塁手。同年のプレミア12にも出場。2025年シーズンはすでに3Aでの出場も経験しており、早ければ今季中のMLB昇格も現実的な目標となっている。
MLBで通算152試合に出場し、今季も90試合に出場しているカーティス・ミードも注目すべき存在だ。内野を幅広く守れるユーティリティ性を持つが、今大会では主に三塁での起用が見込まれている。
また、前回のWBCで捕手として投手陣を支えたロビー・パーキンス、長打力が魅力のリクソン・ウィングローブは、今年1月まで行われていた国内リーグ戦で好成績を残しており、その勢いを今大会にも持ち込めるかが注目される。
39歳でWBC4大会連続出場となるティム・ケネリーは、オーストラリア球界を代表する存在であり、国内リーグ戦で引退を表明していることから、今大会が最後のWBCとなる可能性が高い。

投手陣は、2023年のWBCや2024年のプレミア12ではリリーフ適性の高い投手が多く、早いイニングから小刻みな継投が目立ったが、今大会では様相が変わるかもしれない。
双子の兄弟であるラクラン・ウェルズとアレックス・ウェルズに、ジョシュ・ヘンドリクソン、ジャック・オラフリンを加えた4人の左腕はいずれも先発として試合を作れる投手だ。 ウェルズ兄弟は安定感のある制球力が持ち味である一方、ヘンドリクソンとオラフリンは150キロ級の速球を武器に奪三振を量産するタイプで、4人とも国内リーグ戦などで先発投手としての地位を確立している。
アレックス・ウェルズとジャック・オラフリンはMLB、ヘンドリクソンは2A~3A、ラクラン・ウェルズは韓国KBOでのプレー経験があり、実績も十分だ。オラフリンは前回WBCで韓国戦、チェコ戦に先発し、安定した投球で1次リーグ突破に大きく貢献した。彼らがある程度のイニングを消化できれば、余裕を持った継投策が可能。勝負どころでの小刻みな投手交代もより効果的に機能するだろう。
今大会のメンバー構成を見ると、実績は十分ながら代表経験が初、あるいはまだ少ない選手が多い点も特徴の一つだ。ミード、アレックス・ウェルズ、ヘンドリクソンは年齢制限のない代表選出が初めてであり、バザーナ、ラクラン・ウェルズ、オラフリンも過去1大会のみの出場にとどまる。
そのため、過去に代表実績のある選手を含めてチームとしての一体感を高めることが、これまで以上に重要となるだろう。その課題を乗り越えることができれば、前回大会を上回る成績も十分に期待できるチームだ。
2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™
試合日程
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 強化試合
2026年3月2日(月)19:00 オリックス・バファローズ 4 - 3 日本
2026年3月3日(火)19:00 阪神タイガース 4 - 5 日本
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 1次ラウンド
2026年3月6日(金)19:00 チャイニーズ・タイペイ 0 - 13 日本
2026年3月7日(土)19:00 日本 - 韓国
2026年3月8日(日)19:00 日本 - オーストラリア
2026年3月10日(火)19:00 日本 - チェコ
準々決勝ラウンド
2026年3月14日(土)、15日(日)
準決勝
2026年3月16日(月)、17日(火)
決勝
2026年3月18日(水)
開催球場
ヒラム・ビソーン・スタジアム、ダイキン・パーク、東京ドーム、ローンデポ・パーク
強化試合:京セラドーム大阪、ひなたサンマリンスタジアム宮崎、SOKKENスタジアム
出場チーム
プールA
プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、コロンビア
プールB
アメリカ、メキシコ、イタリア、イギリス、ブラジル
プールC
日本、オーストラリア、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイ
プールD
ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグア
ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋
試合日程
2026年2月27日(金)19:00 侍ジャパン 5 - 3 中日ドラゴンズ
2026年2月28日(土)19:00 中日ドラゴンズ 3 - 7 侍ジャパン
開催球場
バンテリンドーム ナゴヤ
出場チーム
侍ジャパン、中日ドラゴンズ



























